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久々の温泉博士の温泉手形のレポです。山梨県身延町下部温泉「古湯坊 源泉館」が温泉博士
2月号に初登場、温泉博士史上でも屈指の良湯のようなので、初日の1/15に早速訪れてみました。
源泉館のブログによると1/15は7名、1/16は5名の温泉博士の利用があったそうです。
まあ、寒い時期でないと宿側も今や有名になってしまった温泉博士に参加できないでしょうね(^_^;)
みしゅらん、めがねさん、うつぼさんレポあり。
山梨へは1000円高速も終わったので、R140秩父・雁坂トンネル経由のオール下道で往復しました。
途中、温泉博士1月号も1/15まで使えるので、下部温泉の行き帰りに石和温泉みなもと旅館のワイン
露天風呂やくにたちのヘルストン天然温泉も楽しんできました。帰りは夕食に奥藤本店国母店の
鳥もつ煮セット1180円を初めて食べ、甲府のB級グルメ全国制覇の元祖鳥もつも蕎麦もおいしかったです。
市川大門から身延線沿いに下部温泉に向かいます。下部温泉に近付くと、2年前に温泉博士で入った
「不二ホテル」(レポ)や下部温泉駅の踏切を渡ると、「梅ぞ乃」(レポ)や20年ほど前に身延線の旅の
途中で入った下部温泉会館などが懐かしくなります。また、新源泉のしもべ奥の湯 高温源泉を掛け流しで
利用した下部リバーサイドパーク内の湯之奥金山博物館駐車場内「しもべ黄金の足湯」が2011年2月2日
オープンしたので湯に触れてきました。この後レポする源泉館以上に硫黄臭のする下部では珍しい
熱いお湯でした。しもべ奥の湯高温源泉の入浴は梅ぞ乃の方で経験があります。
実はこれより温泉街を奥へ行くのは初めてで期待が高まります。源泉館向かいの旧大市館(現・裕貴屋)
は2008年に自遊人で行こうとしたことはありましたが、電話で問い合わせたら、入浴お断りでした。
車で温泉街を奥へ進むと右手奥に源泉館別館神泉がありましたが、車が止められないのでさらに奥へ。
慈照院を過ぎ下部川の橋を渡ると右手に第一駐車場がありました。再び歩いて温泉街へ戻ります。
源泉館の「天然鉱泉水信玄」の水工場と慈照院から徒歩のみ可能の路地へ。まずは手前に源泉館
「第二別館」があり、その奥に源泉館の本館です。本館フロントで15時まで入浴を受付、通常1000円の
ところ、温泉博士に初日なので少し戸惑いながら判子を押していただき、入浴場所や入浴方法の説明を
受けます。ちなみに宿のパンフレットや名刺やブログは旦那や女将の楽しい人柄が伺え、
読んでいて楽しいです(^^)
一旦本館を出て路地へ戻り左手の熊野神社鳥居の隣に「別館 神泉」があり、そこに「武田信玄公
かくし湯大岩風呂」があります。神泉を入って右手男性、左手女性の脱衣所、2階以上は湯治部屋と
なっています。トイレは浴室内加熱浴槽横にあり、これは群馬県のぬる湯・大塚温泉金井旅館旧館を
思い起こさせますね。脱衣棚となっているため、貴重品は本館受付で預かってもらえます。扉を開けると、
女性用脱衣所の出入口となり、混浴となります。この日は男性入浴客が2~3人、夕方に入れ違いで
タオル巻きの女性が入ってきました。
まずはカランの向こうに加熱浴槽とトイレがあり、加熱浴槽は加熱湯の大量投入と飲泉カップ付の
茶色く染まる湯口から無味無臭無色透明の源泉投入あり、洗い場に大量にオーバーフローの加熱かけ流し。
「こちらの浴槽は第ニ源泉(第二別館地下より湧出)を加温している温泉です。」
とのことで、足下湧出の源泉浴槽とは源泉が違うようです。まずは冬で寒いので、ここでよく温まってから、
源泉浴槽と交互に入ります。
そこから奥左の階段を下ると大きな源泉浴槽です。角には神棚があり、神聖さを感じます。入ると30度、
さすがにヒヤっとしますが、次第に気持ちよくなってきます。全面が底に厚い板が敷いてありますが、
神棚の下の風呂角の出っ張り付近だけ板がなくて深くなり、岩盤が露出、その部分は常に人がいて、
空いた瞬間を狙ってそこへ入ってみると、足の下から温かい湯が湧いているのを実感して久々の足下湧出
に感激。投入はなく、注入はここしか感じませんが、板の下からも湧いているのでしょうか?神棚の
対角線上にある水路から大量に排水されていました。
お湯は無色透明無味ですが、水面に鼻を近付けると明瞭な硫黄臭を感知、これは震災後の影響がまだ
残っているのかも知れません。地震数時間後は茨城の袋田温泉や関所の湯のように硫黄臭がして白濁
したそうですが(参考2参照)、東北の大地震の影響がここまで及ぶとは自然の神秘さに魅られました。
肌に細かい泡が付き、肌ヌルヌルで入浴中も肌を盛んに摩ってしまいます。翌日も肌の爽快感が持続しました。
同浴の常連さんも「ここのお湯を顔によく付けてみて」と盛んに勧められます。さらに最初寒く感じる
のですが、だんだん火照ってきて、ここを上がり湯にしても冬でも浴後ポッカポカです。
さすが武田信玄も浸かった古湯は効能も凄いなと実感しました。足下湧出といい、あっさりしたぬる湯
といい、昔の山陰の思い起こしましたが、日本でも有数の貴重な足下湧出の古湯に入れて感激ひとしお
でした。やっと下部の古湯に浸かるという念願が叶いました。今度はもう少し温かい時期に泊まりで
じっくり浸かってみたいと思います。
温泉分析書 (山薬温第16-11号)
1.申請者
住所:山梨県西八代郡下部町下部45番地
氏名:源泉館 主人 S.Y.
2.源泉名及び湧出地
源泉名:源泉館神泉
湧出地:下部36番地
3.湧出地における調査及び試験成績
(1)調査及び試験者:(株)山梨県環境科学検査センター K.O.
(2) 調査・試験年月日:平成16年8月11日 (3)泉温:29.6℃(気温29℃)
(4)湧出量:-L/分(自然湧出)(大岩風呂壁の分析書は415L/分)
(5)知覚的試験:無色澄明、無味、無臭 (6)pH値:8.0
(7)ラドン(Rn):8.98×10-10Ci/kg(2M・E/kg)
4.試験室における試験成績
(1)調査及び試験者:同上
(2)分析終了年月日:平成16年8月25日
(3)知覚的試験(24時間後):同上
(4)密度:0.9987(20℃/4℃) (5)pH値:8.12
(6)蒸発残留物:451mg/kg(110℃) (7)電気伝導度:686μS/cm(25℃)
5.試料1kg中の成分
Na=74.4 K=0.6 アンモニウム=0.2 Mg=0.4 Ca=57.1 Sr=0.1 第一鉄=0.1 陽計=132.9
F=0.2 Cl=60.9 硫酸=189.2 炭酸水素=23.9 陰計=274.2
メタケイ酸=31.5 メタホウ酸=2.9 非解離計=34.4 溶存物質計=0.442g/kg
遊離CO2=28.1 成分総計=0.470g/kg
Cd・Pb・Cu・Hg=不検出
6.泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
平成16年9月1日 株式会社 山梨県環境科学検査センター
(参考1)大岩風呂壁の掲示
源泉名:武田信玄公かくし湯(大岩風呂)
信玄公が川中島の合戦で肩に刀傷を受け、自ら、ここの岩風呂でいやしたといわれる。
源泉は、塩化ナトリウムや硫酸カッルシウムなどを主に含むアルカリ性単純泉です。
湧出地:浴槽内全体の岩盤
温泉の沸き出し方:自然湧出
約15畳の大岩盤から温泉が自然湧出している場所がえぐられて、自然の浴槽になっている
国内でも数少ない温泉です。
湧出する温泉の温度 29~31℃(季節により変動します)
湧出量:毎分200~420リットル(季節により変動します)
大岩風呂の温泉利用と入浴法
岩盤の亀裂から湧出する全ての温泉が岩盤を満たし、常に溢れ出しています。
武田信玄の時代から、加温することもなく、源泉100%掛け流しで、使い続けられてきました。
ご入浴の際には、浴室に掲げてある「源泉入浴の心得」等をよくお読み下さい。
浴用の適応症:運動機能障害、関節痛、医療処置後の骨折、縫傷、疲労回復など
飲用の適応症:慢性消化器病・慢性便秘など
お肌ツヤツヤ・サッパリ感。混浴なので和気あいあいで相乗効果があります。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、毎晩清掃の為、お湯を抜きますので、
22時から6時まではご入浴いただけません。ご容赦下さい。
源泉入浴の心得
その一、初めはそろりと入るべし そのニ、暖かい湯と源泉を交互に入るべし
その三、肌がいきいきしても驚くべからず その四、湯上りのシメに使うべし
その五、冷え症、虚弱はぜひ入るべし その六、癖になること注意すべし
冷たい源泉はなんとなくコワイと思っていませんか…美容と健康のため、ぜひお試し下さい。
(参考2)進化し続ける源泉館の大岩風呂
1300年の歴史を誇る、かくし湯大岩風呂。3.11の大地震の際、温泉に大きな変化がありました。
このように長い歴史の中で様々な変化を繰り返して今のお風呂があるのです。
ここでは温泉の変化をご紹介します。
2011年3月11日 透明な源泉が濁る!!初 硫黄の臭いも。
地震発生の1時間後、お湯が濁り出しました。
地中深くの汚れが取れて浮き出たと考えられます。
その後、元通りキレイな透明に戻りましたv
2011年9月現在 9月7日湯量が大幅にアップ!!
汚れもすっかりキレイになったら、なんと湯量がアップ!!
水面がグーンと上がりました。
豊富な自然の恵みに感謝です!!
(写真説明)以前は水面から出ていた部分も完全に浸っています!!水位約70cm過去最高
※日本温泉協会の天然温泉表示看板/源泉湯宿を守る会のHP
(参考)All About JAPANの郡司勇さんのレポ/利根川温泉掲示板の震災変化後としもべ黄金の足湯
http://www.gensen1126.jp/
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