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建国記念日ハイナビの旅、3湯目の〆湯は長野県小谷村の下里瀬(くだりせ)温泉
「サンテインおたり」をレポします。
新潟県糸魚川市からスノーシェードやトンネルの続くR148を長野県へ。道の駅おたりを
過ぎ、トンネルを抜けたすぐ先に「サンテインおたり」がありました。糸魚川から34km、
長野道豊科ICから61km、長野市からオリンピック道路経由52km、白馬から10km。この日は
スキー帰りのお客で結構混んでおり、駐車場もほぼ満車状態。
サンテインおたりの玄関を入り、フロントでハイウェイナビを提示、チェックを受け、
1グループで1名のみ無料となります。もう一人は障害者割引(等級制限あり)がきいた
ので、たったの100円、通常は大人500円(入浴・プール600円)、小学生300円(プール込)
となっています。10~15時までなら8畳個室4時間4200円(超過1時間1000円)も利用
できます。宿泊もでき1泊2食大人8710円、小学生6510円で、1名及び休前日、GW、
夏休み、年末年始など630円増。3ヶ月前の1日から受付。第1・3水曜休館。
2階のフロントで受付を済ませ、奥右手の階段を下り、1階に浴室・プール、セルフ
サービスのお茶付休憩所があります。休憩所とプールを通り抜けると、靴を脱ぎ脱衣場
となります。全体的にバブル期のふるさと創生事業で作られたような近代的な造りで、
新潟県魚沼市(旧入広瀬村)のドリームタウン寿和温泉に似ています。しかしそれも
かなり昔の話で全体的に老朽化した印象は拭えません。
いよいよ大浴場へ。左手にサウナ、圧注湯、打たせ湯改め水風呂、窓辺に泡沫湯付全身浴。
右手はカラン、窓辺に部分浴・寝湯。露天風呂はなし。典型的な一昔前のクアハウス風の
つくりとなっています。ちょっと薄暗くて陰気臭い感じがします。
温泉ですが、全浴槽で使われており、全身浴のみ投入口がありますが、お湯が出て
いません。吸込・噴出あり、オーバーフローなしの循環使用。右手の寝湯・部分浴のみ
ぬるめの35℃となっており、他は41℃になっています。ちょい薄塩味、無色透明で投入口
のお湯の流れる部分のみ茶色く染まり、塩素臭なしやや重曹臭。全般的に温泉の感触は
薄いです。これだけであれば温泉的には大したことはないでないか、ということになります。
しかーし、ここは長野県、これだけでは終わりません。レジオネラ対策か打たせ湯が
撤去された跡に長方形の木製で味のある水風呂浴槽が設置されています。出ている水を
なめると薄塩味、妙に生ぬるく、肌がつるつるします。そう、これはただの水でなく
どうやら非加熱源泉のようです。温泉の利用状況表は2種類あって、一つは28℃で加水・
加温・循環ろ過・消毒すべて非該当。まさにこの水風呂がそれでした。当然、かけ流し。
この水風呂はあまり冷たくなく、ゆっくり入っている人も多いです。ここを上がり湯に
しましたが、すぐに強烈に火照ってきてただの水でないことを証明しています。
こういった源泉水風呂をつくるところがさすが長野県と思いました。こういった浴槽が
一つあったお陰で、ここが〆でもぜんぜん後悔せずにすみました。思い込みや外観だけで
ためらってはいけないと感じます。
平成16年の温泉分析書及び利用状況は浴室入口の通路の壁に、()内の平成3年12月4日
分析データと長野県温泉協会の利用状況が脱衣場にありました。以下の通り。
温泉分析書(鉱泉分析試験法による分析)(中No.16-200号)
1.申請者
氏名:財団法人 小谷村振興公社 理事長
2.源泉名及び湧出地
源泉名:下里瀬温泉
湧出地:長野県北安曇郡小谷村大字中小谷丙2569-2(サンテインおたり:大字中小谷丙2504-9)
3.湧出地における調査及び試験成績
(1)調査及び試験者:長野県薬剤師会 検査センター 主任研究員
(2)調査及び試験年月日:平成16年9月16日
(3)泉温:30.8(31.8)℃(調査時における気温28℃)
(4)湧出量:L/分(掘削による自噴)
(5)知覚的試験:ほとんど無色澄明、炭酸味・微塩味・微鉄味を有す。
(6)pH=7.1
4.試験室における試験成績
(1)試験者:同上
(2)分析終了年月日:平成16年10月19日
(3)知覚的試験:同上
(4)密度:1.0019(20℃において) 1.0001(20℃/4℃)
(5)pH=7.25(7.18)
(6)蒸発残留物:2005(1824)mg/kg(乾燥温度180℃)
5.本水1kg中に含有する成分
Li=2.5 Na=739.8(639.0) K=10.6(19.4) Mg=25.0(19.4) Ca=11.4(10.1) Sr=5.7 Ba=3.4
Mn=0.05 鉄2=0.3(0.2) (アンモニウム=1.1) 陽計=798.8(689.2)
F=0.8(0.8) Cl=291.7(250.0) Br=1.0(0.1) I=0.8(0.1) 硝酸=0.04 硫酸=29.7(24.4)
リン酸水素=0.4 炭酸水素=1598(1430.0) 陰計=1922(1705.4)
メタケイ酸=128.1(167.7) メタホウ酸=42.7(49.9) 非解離計=170.8(217.6)
溶存物質計=2892(2612.2) 遊離CO2=231.1(90.2) 成分総計=3123(2702.4)
その他微量成分:Hg・Pb・Cd・Cr=不検出 総ヒ素=0.013
6.泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性低温泉)
平成16年10月20日(平成3年12月4日)
社団法人 長野県薬剤師会 会長(長野県衛生公害研究所 研究員)
温泉の掲示内容決定通知書(2種類)
1.源泉30.8℃ 公共の浴用に供する場所28℃
加水の理由-/加温の理由-/循環の理由-/入浴剤の名称又は消毒方法及びその理由-
2.源泉30.8℃ 公共の浴用に供する場所41℃、35℃(ぬるま湯)
加水の理由-
加温の理由:源泉温度が低いので、入浴に適した温度に保つため
循環の理由:温泉資源の保護と衛生管理のため、循環ろ過装置を使用しています。
入浴剤の名称又は消毒方法及びその理由:衛生管理のため、塩素系薬剤を使用しています。
(長野県の統一フォームによる温泉利用状況)
長野県温泉協会会員は、安全で安心して利用できる温泉を提供します。
長野県温泉協会天然温泉標示マークを掲示している
施設は、「天然温泉」を使用していることを保証します。
お宿・施設名・浴場名 サンテインおたり
泉質名 ナトリウム炭酸水素塩泉です。
ここの施設の温泉は次のように扱ってます
その1 源泉の引湯(供給)方法:○パイプ送湯
その2 給湯方式:循環ろ過装置利用 貯湯槽→熱交換器→←浴槽
その3 加水の有無:加水はしていません (理由)同上
その4 加温の有無:加温をしています (理由)源泉温度が低いため
その5 入浴剤・殺菌剤の有無:殺菌剤を入れてます(理由)同上
長野県温泉協会
http://www.valley.ne.jp/~santeinn/
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