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報道の自由の危機

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2012年 2月 7日(火)16時08分0秒
返信・引用
  比較的公正な報道の

 「朝日ニュースター」

   が消されようとしている


 原発反対や消費税増税、TPPなどについて一貫して比較的公正な報道を続けている放送チャネルCS「朝日ニュースター」が抹殺されようとしている。

 CS「朝日ニュースター」は「パックインジャーナル」「ニュースにだまされるな」「ニュースの深層」などの番組で、「原発」「消費税」「TPP」「普天間」など現在の国民の前に横たわる大きな問題について、比較的良心的で公正な報道を続けて来た我が国唯一つとも言えるチャンネルだが、3月いっぱいで「テレビ朝日」に吸収され消え去ることが明らかとなってきた。

 また、同チャネンネルのスタッフ全員も解雇されることが報じられている。公式には「解雇」ではなく、退職金を上積みして「依願退職」することになっているとのことだが、カモフラージュに過ぎないことは明白だ。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

米倉経団連の暗い影5

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2012年 2月 2日(木)18時26分35秒
返信・引用 編集済
  米国では被害を隠蔽

 勿論、モンサント社の「遺伝子組み換え作物」が大量に使用されている米国においても被害が広がっていることは確かなのだが、同社が政界や司法界にまで大きな影響力を持っているため多くが隠蔽されている。

 一例としてネット上で指摘されている事例を紹介する。米国やカナダでは作物の栽培に使われているミツバチの帰巣本能が失われ、大量に失踪する事例がテレビなどでも報じられたことを記憶している人も多いだろう。実はその原因が「遺伝子組み換え作物」にあったことが徐々に明らかになってきた。これらの作物は動物には無害だと宣伝されてきたが、その蜜を体内に取り入れたミツバチなどの昆虫に異常が発生していたのだと言うことだ。そして、それは昆虫に限らず、そ作物を餌として飼育された牛などにも徐々に異常が広がり、小動物の実験では内蔵の異変が確認されている。更にはその牛肉を食べ続けた人達の間にも、アレルギー症状が広がっていると言うことだ。

 これらの事実が明らかになっているにも拘わらず、なぜ米倉経団連会長らは悪名高い「モンサント社」などと手を組もうとしているのだろうか。それはモンサントの「遺伝子組み換え作物」の害悪についてはかなり広く知れ渡っているため、その名を伏せて広く製品を販売し、巨大な利益を揚げることを意図していることだ。

 現在我が国では、安全性の証明されていない「遺伝子組み換え食品」の大量使用を制限するため食品にはその表示が義務化されている。残念ながら加工食品や飼料などではすでにそれが一部免除されているそうだが、我々の口にする食品には表示が義務づけられている。

 現在米国が我が国に押しつけようとしている「TPP」では、そのような我が国の国民の安全と生命を守るための制度を、米国は「貿易障壁」と称して撤廃を主張している。「TPP」加盟交渉が進めば米国・財界言いなりの現政権がこれを鵜呑みにすることは自明の筋書きだ。これが米倉住友化学会長の最大の狙いであることは見え透いている。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

米倉経団連の暗い影4

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2012年 1月21日(土)16時02分30秒
返信・引用 編集済
  大きな被害は先ず新興国に

 モンサントは次から次へと世界中で有害物資を広げることで莫大な利益を揚げているが、その標的はまだガードの甘い新興国に集中している。

 一、二の例を挙げると、インドでは害虫に強く高収穫が期待できるとして遺伝子組み換え「綿花」を大量に売りつけたが、結果は期待外れであったにも拘わらず、一切賠償に応ずることのないままさらに売りつけを拡大した。

 もう一つは、フィリピンで2004年に遺伝子組み換え「トウモロコシ」を高額で売りつけ、これも成果が上がらず反って費用が増大したにも拘わらず、一切責任を取っていないことが報告されている。

 ここでは、比較的詳しく報告がなされているブラジルとアルゼンチンの事例を少し紹介しよう。

 ブラジルには、アルゼンチンを通して1998年頃「遺伝子組み換え大豆」が
大量に密輸入された。民主化が進み2003年にはその先頭に立つルラ大統領が当選し、違法に密輸入された「遺伝子組み換え大豆」を禁止しようとするが、軍事政権時代に大きな力を得てしまった地方の巨大地主たちは米国の後ろ盾で強く抵抗する。モンサント社、地方政府、大地主らの力に押し切られ政府は国民との約束を破り妥協を重ねる。

 「遺伝子組み換え大豆」に反対する大多数の農民、消費者、社会運動や環境保護団体が立ち上がるが、政府はこれを無視する。「遺伝子組み換え大豆」生産を推進するリオグランジドスル州に隣接するバラナ州では、「遺伝子組み換え大豆」の栽培、輸送、船積みを禁止する法律を制定するが、これをリオグランジドスル州政府が最高裁に訴え、バラナ州が敗訴してしまう。

 その後「遺伝子組み換え大豆」はバイオ燃料の原料として大量に栽培され始め、森林の乱開発が進み、先住民や小農民は大量に土地を追われることになった。また、これらとセットに持ち込まれたモンサント社の猛毒除草代もベトナムと同じような多くの健康被害を引き起こしたことが報告されている。さらに、「遺伝子組み換え大豆」で飼育された家畜に「狂牛病」と似た治療不可能な病気が広がっていることも報告されている。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

「魂の反原発ソング」のサイト

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2012年 1月19日(木)17時59分24秒
返信・引用
   話題のロック「魂の反原発ソング・Human ERROR(人災) 」が公開されているので、関心のある人はクリックして観て下さい。現在は音声だけだが、いずれ動画も公開するとのこと。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

脱原発

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2012年 1月14日(土)19時33分38秒
返信・引用
  脱原発世界会議の映像

 横浜で開催されている「脱原発世界会議」の様子が、Uストリームで流されているので、関心のある人は観て下さい。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

新春閑話

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2012年 1月 7日(土)08時11分59秒
返信・引用
  原発と津波と首相 三重苦

 この句は昨年暮れに毎日新聞に載っていた投稿川柳の一つをそのまま拝借したものだ。

 正に言い得て妙だ。

 三重苦の一つ「野田どじょう」はさらに「増税」「TPP]「普天間」と国民の苦痛を倍増させ「六重苦」をもたらそうとしている。

 ドブ掃除ぐらいをしていてくれれば、害がないのだが・・・

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

米倉経団連の暗い影3

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年12月27日(火)17時27分4秒
返信・引用 編集済
  モンサントの悪行の数々

 米倉氏の経営する住友化学とモンサントの関係をブログに記載するため、モンサントについてネットで調べ、改めてその悪質さに驚きを禁じ得なかった。ナパーム弾、枯れ葉剤、PCBなどの製造企業として漠然とその悪質性について予備知識はあったが、調べてみるとその規模、引き起こした事件の数、その悪質性の大きさなど・・・膨大で、ブログと言った限られたスペースではとても書き尽くせないものであることを知った。そのため当ブログではほんの幾つか特徴的な事例を紹介するに止める。なお、モンサントと深い関係にあるのは住友だけではなく、三菱化成など他の大企業もあり、それらが経団連の中心勢力であることも付け加えておきたい。

 日本で最初に同社の製品が大きな公害を引き起こしたのは「カネミ油症事件」だ。これは「三菱モンサント社」の製造したPCBによるもので、この製品は1929年に開発されたものだが、1930年代にすでにその毒性が明らかになっていた。米国ではその製造工場のあるイリノイ州で大勢の被害者を出し、1976年に製造禁止となったが、その間モンサントは政権に対し巨額の資金援助をし、幹部を送り込んで告発を隠蔽して解決を遅らせ、被害を拡大したことが報告されている。日本では1968年に「カネミ倉庫」で製造した食用油にこれが混入し、大勢の被害者を出したのが前述の「カネミ油症事件」である。

 さらにベトナム戦争でゲリラ兵を発見するために「枯れ葉剤」として使用された物質には猛毒の「ダイオキシン」が混入されていたことが知られているが、「ダイオキシン」は1930年代にその毒性が米国ではすでに明らかにされていた薬剤だ。誤って「枯れ葉剤」に混入されていたのではなく、ベトナム人に大きな人的被害を与えるために、意図的に混入された疑いがもたれている。

 またモンサントは「ラウンドアップ」という除草剤を発売しているが、一方これとセットにそれに耐性を持つ「遺伝子組み換え種子」を発売し、一度購入すると永久にその双方を購入し続ければならない正に「悪魔の商法」と言われて当然の仕組みを作っている。2007年には「フランスでこの除草剤の毒性が永久に継続することをモンサントが隠蔽していた」として有罪判決が下されている。その後、南アフリカでも同様の判決が下されている。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

金正日は幸せだったのか

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年12月23日(金)17時46分4秒
返信・引用
  連日北朝鮮の金生日死去関連のニュースがマスコミで飛び交っている。
 今後の北朝鮮がどのように動くのかは、何をしでかすか怪しげな国なので勿論目が離せない。
 しかし、余計なことかも知れないが、一面この人物が幸せな人生を送ったのかとむしろ哀れみを覚える。一貫して、優れた指導者を演じ、ストレスを背負い続けて来たのではないかと思えてならない。
 一番不幸だったのは、彼の「軍事最優先思想(先軍政治)」のもとで悲惨な人生を送り、あるいは餓死していった数知れない庶民だが、彼自身も幸せだったとは思えない。あえて言えば、荒唐無稽な「強盛大国」の夢が無残に打ち砕かれる現実を目にする前に世を去ったことが、彼にとって不幸中の幸いだったのかも知れない。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

米倉経団連の暗い影2

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年12月19日(月)15時55分3秒
返信・引用 編集済
  イラク戦争推進者ラムズフェルト

   モンサントのエイジェント


 モンサント社の推進する「遺伝子組み換え作物」の害悪については後ほど触れるとして、同社が戦争といかに深く関わっているかの事情について、一点だけ触れておく。

 イラク戦争開戦をブッシュ政権下で強硬に主張し、慎重派のパウエルらを押さえ、その作戦遂行の中心的役割を果たした当時の米国国防長官「ラムズフェルト」はこの「モンサント社」と切っても切れない深い仲なのだ。もともと彼は、製薬会社「GDサール」の会長兼CEOで、同社は現在「モンサント社」の一部となっている。ラムズフェルトは会社経営者というよりは政界に深く癒着することで利益をあげてきた。

 そのモンサント社は政界入りしたラムズフェルトと組んでその政界との癒着をさらに拡大し、一貫して大きな害悪を流してきた企業で、現在は「遺伝子組み換え食品(作物)」販売を中心に巨大な利益を上げている。

 元来地球上の全生物は、何億年にもわたる歴史の中で自然環境に適した「遺伝子」を獲得し、世界中に広がり生存してきたものだ。その遺伝子を人間の浅知恵で、しかも一企業の目先の利益を得る目的で、組み換えて良い結果が得られるはずがない。そのような偏った目的で遺伝子を組み換えれば、必ず何らかの反作用がある。自然界ではそれが何億年にもわたって検証され、生き残ってきたものだ。勿論部分的あるいは一時的にそれを利用し、例えば病気治療などに応用するのであれば、それなりに有用であるだろう。

 しかし、これを大々的に広め、中でも大量に農作物の改良に利用するとなれば全く別の問題だ。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

米倉経団連の暗い影

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年12月 6日(火)16時02分27秒
返信・引用 編集済
  悪魔の企業モンサントと手を組む

   「米倉経団連会長」


 原発継続とTPP参加をしゃにむに推し進める経団連「米倉会長」だが、昨年10月「悪魔の企業」と呼ばれる米国の多国籍企業「モンサント社」と同会長が会長を兼務する「住友化学社」が長期協定を結んでいることが明らかにされている。

 詳しくは後に触れるがモンサントと住友化学は、人類にどのような害悪があるか明らかでない「遺伝子組み換え植物(作物)」を大量に輸入し、大きな利益をもくろんでいる。

 この問題に触れる前に、モンサントが悪魔の企業と呼ばれる理由を簡単に紹介しておきたい。われわれ子供の頃にはモンサントといえばサッカリンの代名詞のように思っていたが、後にこれが発癌物質として禁止された。その後発癌性が証明されなかったとして解禁されたようだが、これも曖昧なままだ。

 さらに、戦後日本でも大量に使用された除草剤24Dも、有害物質として現在は禁止されている。その延長上にあるのがベトナム戦争で大量に使用された「枯れ葉剤」でその90数%がモンサント社の製品だ。そのために「ベトちゃん、ドクちゃん」に象徴される奇形児や死産児などを大量に生み出した、人類史上最悪の有害物質だ。

 また、同じベトナム戦争で大量に使用された大量殺戮兵器「ナパーム爆弾」の原料の大手製造企業もモンサントだ。
 これだけ並べれば、同社が「悪魔の企業」と呼ばれることが、大袈裟でないことが良く分かる。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

「満場一致で原発再稼働」に反対、批判 経団連理事会で孫ソフトバンク社長 2011.11.15

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年11月24日(木)18時35分20秒
返信・引用
  経団連米倉会長とソフトバンク孫社長のやりとりに関心を持ち検索
  産経ニュースからそのまま原文を下に転記・・・どちらに分がある

 孫正義ソフトバンク社長は15日、経団連の理事会に出席し、経団連が一致して決議しようとした原発再稼働への賛成・推進に対して、反対し、執行部の姿勢を強く批判した。

 経団連ではこの日、「エネルギー政策に関する第2次提言」を議題に理事会を開いた。経団連として、原発再稼働を進めようという意見集約だが、これに対し、孫氏は、米倉弘昌経団連会長あての意見書という形で反対意見を提出した。

 内容は「原子力発電所の再稼働が非常に重要」との表現を削除するよう要求。また再生可能エネルギーの記述で「野心的な導入目標」という否定的な表現を改めるよう求めた。さらに電力会社が一括して担当している電気の発電と送電業務を分離するよう提案。欧州の例にならい国際間の電力融通も実現すべきとしている。

 さらに、理事会で孫社長は「満場一致で提言が了承されるのは問題だ」と指摘し「反対意見が出たということを議事録に残してほしい」と主張した。安全性を確認したうえで原発再稼働を要望する米倉会長に対しても「経団連会員企業の総意であるような発言をするのはいかがなものか」と批判した。

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ソフトバンク優勝

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年11月23日(水)15時11分24秒
返信・引用 編集済
  にわかソフトバンクファンに

孫社長の経団連批判と自然エネ運動に期待

 ソフトバンクの孫正義社長は、東日本大災害の被害者への義援金として「100億円」の自費を提供したことで、我が国の大企業経営者の中にも気骨のある人物がいるのかと少し気を強くしたものだった。

 その後「自然エネルギー財団」を立ち上げるなど、目を見張る活動を繰り広げていることにさらに関心を強くし、その活動を注目していた。そして Twitter を見ていると次の書き込みがあったのでそのまま転記した。

『これから経団連の理事会。「原発の再稼働が何より最優先だと」主張している経団連の案に強く異議を唱えます。「国民の安全・安心」の充分な検証を無視しての強引な再稼働は、いかがなものでしょうか?』

『机を叩き、マイクを叩き、断固として異議を唱えて来ました。 原発推進論的なこの度の経団連提言には大いに異議ありです。』


 即刻、賛意をツイットし「短気を起こして経団連を脱退などしないで、中から改革して欲しい」と書いておいた。ついでに「これからソフトバンクを応援する」とささやかだが気持ちだけのメッセージも付け加えた。ソフトバンク優勝を祝福したい。

 その後、偶然TBSの「ガイアナの夜明けに」という番組を見ていたところ、孫氏は「ソフトバンクは、自然エネ運動に800億円を提供しているが、一円も利益を上げるつもりはなく、大好きな日本の人達のために尽くすことが目的です」というようなことを発言していた。

 脅迫まがいの発言までして自己の利益だけを主張する米倉を初めとするどん欲な「経団連」の他の幹部達とは天と地で、彼の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい位だ。

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人類の未来について(15最終回)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年11月15日(火)14時51分33秒
返信・引用
   小論の終わりに

「人類自身も自然の一部である」という

 「永遠の真理」をいつの間にか忘れてはいないか


 われわれは全ての生物が「進化」を遂げ、勇者が生き残って繁栄してきたと思いがちだ。そしてその「進化」の頂点にあるのが人類で、それが現在の人類繁栄の理由だと勝手に解釈しているのではないだろうか?

 しかし、われわれが「進化」だと解釈している生物の変化は実は「環境への適応」に過ぎないと筆者は考えている。その観点から現在の人類の繁栄を客観的に分析すると、すでに触れたように弱者として森林を追われた人類は、(1)二足歩行を余儀なくされ、その結果手を自由に使用することと相対的に大きな頭脳を獲得することになった。さらに、(2)1万数千年前に起こった地表の気象変化によって毎年安定した気候を利用することができるようになった。この二つ偶然の結果、地球全体に広がった人類は「文明や文化」という武器も得て、この世の春を謳歌しているに過ぎないと言うことだ。

 そして、その偶然の組み合わせによって得られた、地表の気象条件を人類自身の生産活動で崩壊させつつあるという現実を目をそらさずに見なければならない時期に差し掛かっているのが現在だ。

 改めてここで強調したいのは「人類自身も自然の一部」だという冷厳な事実だ。その自然のバランスを人類自身が、生産活動、中でも企業の目先の利益や戦争などによって破壊しつつある。これほど愚かな行為はあるだろうか。

 他の生物は決してそのような行為は行わなかった。

 最後に、人類が何をしようと何時の日か1万数千年前の荒々しい気象条件が再び、地表を覆おう時期が来ることは避けられない。そして、現在のように人類が野方図に地球上の支配者のように振る舞うことができる時代に、終止符が打たれることも自然の流れであろう。

 しかし、人類が自らその時期を早めるような愚は何としても止めたいものだ。その手段を明らかにできるほどの叡智は、残念ながら筆者も持ち合わせない。

 ただ一つ言えることは「人類も自然の一部である」という真理に立ち戻り、謙虚に皆であるべき道を探し求めることだと思う。(完)

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

人類の未来について(14)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年11月 4日(金)16時18分52秒
返信・引用
  原発と原爆はコインの裏表

 「福島原発事故」の後、 原発そのものが原爆を開発した米国が、原子力潜水艦や空母など他の兵器に利用できないかと、安全性に配慮する必要の少ない軍事技術の一環として開発したものであることが明らかにされてきた。

 更に、日本の「原発」は広島・長崎の「原爆投下」に対する反感からの「核兵器廃絶」をもとめる日本の強い世論をそらすために、米国が仕組んだ経緯もかなり明らかにされてきた。いわばその下請けになったのが読売の正力松太郎と当時の中曽根首相であったことも、当時の秘密文書から暴露されてきた。中曽根自身、国会で「原発推進の決議」を通したことを「クーデターだった」と自叙伝の中で誇らしげに吹聴していることも、新聞記事などで公表されている。

 このように原発は、開発そのものが元来平和なエネルギー利用の目的ではなく、極めて不純であることが、軍事目的の安全性を無視した技術であることの根源にある。福島原発事故によって、一度事故が発生した場合にはもはや制御不能な危険なシステムであることは、多言を要しないほど鮮明に実証されたと言えよう。

人類が地球の歴史上最悪の有害物質とならないために

 しかし更に重要なことは、その廃棄物の処理である。これは現在の人類の頭脳をもってしてはまったく安全な物質に変えることの不可能な放射性物質である。どんなに過小に見積もっても、十万年はその害を消し去ることはできず、唯一の手段として計画されているのが、安定した地域の地下数百メートルに埋蔵することだ。けれども十万年後の地殻変動など、正確に予測することは不可能で、無責任きわまりない手段だ。

 さらに、その時代に人類文明が続いている保証はなく、それを管理する生物が存在するかさえ期待できない。その時代に生きている生物に取ってみれば、人類が全生物にとって最も有害な物質を地球全体に大量にばらまいたことになる。いや、人類そのものが地球の歴史上最悪の有害物質であったと認識されることになろう。そのような事態を少しでも防ぐために、原発は一刻も早く廃止しなければならない。これこそが人類に課せられた責務だ。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

人類の未来について(13)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年10月25日(火)08時40分10秒
返信・引用 編集済
  原子力利用の歴史

 第二次大戦末期、米英ソ・ヤルタ密約の闇

 熱エネルギーの不足と二酸化炭素による地球温暖化を防ぐ手段として原発推進が有力な手段であるかのような宣伝が世界的に行われてきたが、この問題には後ほどふれるとして、「原子力」の開発がどのようにして行われてきたかを歴史的に見てみよう。

 第二次大戦末期、イタリアはすでに降伏し、ドイツの降伏も間近に迫った1945年2月米英ソ3国の首脳がソ連のヤルタで密かに会談を行った。米国ルーズベルト、英国チャーチル、ソ連のスターリンによるいわゆるヤルタ秘密会談だ。

 ここでルーズベルトはドイツ降伏後、満州にソ連が侵攻することを求め、スターリンはその代償として樺太、千島列島を領有することを求めた。その結果、ドイツ降伏後軍隊の移動期間3ヶ月の後、ソ連が満州に侵攻することを秘密裏に合意した。この取引がヤルタ秘密協定だ。

利己的な目的からの広島・長崎への原爆投下

 ナチスドイツは1945年5月9日にソ連に降伏した。従って三ヶ月後の8月9日に、ソ連が日本に対して参戦することは既定の事実であった。ヤルタ会談の後、米国のルーズベルト大統領は4月12日に死去し、トルーマン副大統領が大統領の座に付いていた。

 実績のないないトルーマンは、予定されたソ連参戦によって日本の降伏が目の前に迫っていることを識りながら、まだ実験段階にあった「原爆」を使用し、自らの権威を高めることと戦後のソ連に対して有利な立場を築くことを意図した。そのため予定されたソ連参戦の直前の 8月6日には「広島」に、9日には「長崎」に相次いで「原爆」を投下し大量の非戦闘員を殺害した。

 米国内では「終戦を早め、米国兵の犠牲を少なくするために、原爆投下が必要だった」といった偽りの宣伝が大々的に行われ多くの米国人はそれを信じている。しかしそれは全くの虚構で「トルーマン自身の権威を高め、戦後の冷戦を有利に進めるための利己的な目的」であったことは疑う余地のない歴史的な事実である。

 ついでにヤルタ秘密協定の暗部をもう一つ明らかにしておこう。スターリンの領土拡大の欲望を満たすため、ルーズベルトは当事国日本とは全く交渉さえぜずに、千島列島をソ連に渡す密約、いわば闇協定を結んだのだ。そのことはさすがに米国でも問題とされ、後にアイゼンハウアー大統領は「ヤルタ協定は、米国政府の公式文書ではなく、ルーズベルト個人の文書で無効である」と否定しているが、北方領土問題の根源はここにある。言い換えれば、山賊同志がぶんどり品の分け前を勝手に約束しているような構図で、国際法上も道義上もまったく道理のない協定だ。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

人類の未来について(12)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年10月21日(金)14時26分50秒
返信・引用 編集済
  深層海流消滅の前兆
  地球温暖化による北海の氷山溶解


 すでに述べたように、地球の気象変化を温順に維持してきた深層海流は、ヨーロッパ北西の北海で低温化し比重の増加した海水が徐々に海底に沈み、ゆっくりと南下することによって作り出されるのだが、近年の地球温暖化によって溶解した北極圏の氷山による真水が混じり、海水の比重が小さくなって深海に沈下する速度が遅くなり、深層海流が徐々に消滅しつつあることが明らかにされてきた。

 深層海流の流速は一年に数キロメートルという極めてゆっくりしたものだが、時間と共にその範囲が拡大し、影響が広がりつつあることは確実だ。しかし、現在までにその影響がどれだけ広い範囲に及んでいるかはまだ明らかにされていない。

 現在の地球温暖化の速度は百年に2℃程度とされ、それがわれわれの生存環境に直接どれだけ深刻な影響を与えているかと言えば、それだけであればまだ余裕があるが、このままゆっくりと変化する保証は全くない。

否定できない気象激変の可能性

 深層海流の周期は約2千年と見られているので、それが完全に消滅し、1万3前年以前の荒々しい世界の気象条件に戻るのはまだ先のことだが、このまま放置すれば何れはそれが現実のものとなることは避けられない。そして、一年間の各地の平均気温の変動が1~2℃以内という、現在の穏やかな気象条件が何時大きく変化し始めるかは誰も予測できない。ここ数年の各地の異常気象が直ちにその前兆だと断定するのは早計に違いないが、それを完全に否定することもできない。

 そして、毎年の地域ごとの平均気温の変動がが10℃というような荒々しい自然環境が地球上に広がったときに、現在のような農業や牧畜などによって大量の食料を人類が確保することは不可能になるだろう。

 人類自身がその時期の到来を早めていることを自覚し、可能な限りそれを阻止する努力をすることは、現代の人類に課せられた吃緊の課題だと言えよう。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

レイバーネットTVから

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年10月17日(月)15時35分35秒
返信・引用 編集済
  「JAL解雇争議」問題特集を放映

 標題のレイバーネットTVの映像をそのままリンクさせるので、関心のある方は下線部分をクリックすると別画面に映像が展開する。また、画面右下の四角いアイコンをクリックすると全画面表示に切り替えることもできる。

 日航問題は開始25分ほどのところからなので、急ぐ人は下のスライドバーを少し右にずらし、所定の画面から開始することができる。

 驚くのは、稲盛会長の発言に関するところ。「自分は飛行機のことは全く識らない」と平然と言い、過去の発言なども殆ど覚えていないか、やっと思い出す程度。とぼけていると言うよりは、本当に「ボケ」てしまっているのではないかと疑いたくなるほどだ。

 これで日航は大丈夫だろうか。

http://blog.livedoor.jp/artolind/

 

人類の未来について(11)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年10月12日(水)20時49分0秒
返信・引用 編集済
  破壊しているのは自然ではなく「バランス」

 ここで一言お断りしておきたいのは、本小論においてもたびたび「自然破壊」という表現を使用しているが、実は筆者自身これは適当な用語ではないと考えている。本来自然とは巨大で寛容性のあるシステムで、多少過激な変化があったとしても全体としては何の影響もなく、もし「自然」に「意識」があるとしたらわれわれが「自然破壊」と恐れる事態など「毫」も気に掛けないだろう。正確に言えば「自然破壊」などではなく、われわれ自身や生物の生存に必要な「自然界の微妙なバランス」が破壊されると言うべきものなのだ。ただ本論では便宜的に一般に使用されている「自然破壊」の用語を使用している。

 この問題に触れたついでに、少しだけ余談をさせてもらうと、地球から見れば人類が何をしようと全く痛くも痒くもないわけで、極論すればその存在さえ意味がないことを自覚しなければならない。よく「地球に優しく」とか「自然に優しく」などと表現するが、本来は優しくされなければならないのは弱い人類の方で、善意ではあるが厳しく言えば人類のおごりから出た表現だと言えないだろうか? われわれはもっと謙虚になるべきなのかも知れない。


 さて本論に戻り、現在大きな問題となっている地球温暖化の問題だが、これは確実に進んでおり南極、北極の氷山が急速に縮小していることはもはや否定し得ない事実だ。ただ、これを二酸化炭素の増加による影響と一面的に強調し、原発の必要性にすり替える姑息な動きがあることは残念だ。

1万三千年前に生じた温順な気象条件

 しかし、温暖化の影響の大きさはどれだけ強調しても、強調しすぎることはない。最も懸念される影響は、小論の(5)で紹介した深層海流の減少または消滅だ。この問題を改めて少し詳しく紹介しよう。

 ヨーロッパの西北にある北海で冷却され低温となった海水は、海底に沈み静かにヨーロッパの西を流れ、アフリカ大陸の西を更に南下し喜望峰の南を通ってインド洋に流れ込む。そしてさらにインドの南を通過してシンガポールとインドネシアの諸島の間を通過し北上する。更にそれはベトナムや日本の東を北上しオホーツク海に至って浮上する。その後は太平洋をの表面を南下する。

 この深層海流は温度が比較的一定であるため、海面の温度従って地上の空気も一定に安定させるいわば「保温剤」の役割を果たしている。これが約一万三千年前に発生し、現在われわれが享受している温度変化の温順な世界の気象条件の原因である。

 しかし、この「深層海流」に変化の兆しが現れており、地球の気象条件が大きく変わる可能性が否定できなくなりつつあるのだ。

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ジョブスの残したもの

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年10月 7日(金)16時25分34秒
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  彼の生き様こそが最大の遺産

 アップルの経営者「スティーヴ ジョブス」の死を悼む報道が連日なされているが、世界中でこれほど多くの人々に惜しまれて世を去った経営者はいないだろう。
 その賛辞の多様なことにも驚かされる。「天才」「情熱家」「改革者」「哲学者」「求道者」・・・。
 しかし筆者が彼に一番惹かれるのは、その生き様だ。彼は一経営者ではあるが、常に利用者の求める製品を全力で、最後には命を削って追い求め新しいものを生み出していった。決して利益を前提にして製品を開発していたのではなく、結果としてその製品が利用者に認められ大きな成功を収めて来た。

 翻って我が国の大企業の経営者、なかんずく「経団連」のリーダ達を見ていると、真逆の生き様だ。
 過激な表現は余り望まないのだが、「経団連」のリーダーの立ち居振る舞いを見ていると、幼いころ絵本で見た「守銭奴」か百歩譲っても「欲ぼけ老人」の図しか目に浮かばないのが悲しい。日航の現経営陣も同じだ。
 勿論彼らに、ジョブスの才能を求めることなどできるはずはないが、せめて生き方だけでも少し学んで欲しい。

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JAL不当解雇撤回ニュース62号を転載

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年10月 4日(火)16時18分1秒
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  利益は十分 解雇は不要  醍醐 聰 東京大学名誉教授が証言

 9 月 26 日の JAL 不当解雇撤回乗員裁判。注目された醍醐聰(だいご・さとし)東京大学名誉教授の証人尋問。醍醐教授 の証言は実に明快でした。教授は会社が雇用を維持する上で十分な利益を上げており、解雇の必要性はなかったことを詳 細に分析した証言を堂々と語り、改めて解雇の不当性が鮮明になりました。裁判当日の行動には、朝の宣伝行動に 192 名、 午前中実施した座り込みには 60 名、夕方の報告集会には 131 名の参加がありました。ありがとうございました。以下醍醐教 授に対する主尋問の一部を紹介します。

多額の営業利益を確保=実力である
Q .1,884億円の営業利益は更生計画を1,243億円も上回 っています。元管財人の片山英二氏は「本当の実力ではな く、下駄を履かせてもらっている。更生手続き上、特殊な財 産評定がある」「(円高や燃油など)偶発的な要因が大きい」 という証言をしていますが、いかがでしょうか。

醍醐 財産評定によって、営業利益に「下駄」が履かされることは会計学上、考えられません。財産評定後の利益は、日航の実力・収益力を示す指標です。
 円高による部分は 140 億円、燃油市況による部分は 40 億円であり、営業利益に占める割合は低く、これらの要因に よって多額の営業利益を出せたとは言えません。

リスク耐性に必要なことは何か
Q .日航は「(自然災害や戦争、伝染病など)イベントリスク に備える必要がある」と言っていますが、リスク耐性をどのよ うにみますか。

醍醐 リスク耐性をつけるには、重要な点として、1.しっかり したリスク管理体制確立、2.自己資本の充実を図る、3.そして公租公課の削減があります。
 不確かなイベントリスクに耐えられるまで、どこまでもコスト 削減すると言うことは、そもそも無理なことです。ですから、 更生計画もこうした点は求めてはいません。
 自己資本は「リスクの緩衝帯」と言われますが、日航は監 査役の警告も無視して無謀な長期の為替予約を続け、 2200 億円の損失を発生させる等、様々な経営判断の誤りによる損失を発生させています。長期の為替予約よる損失 は当時の自己資本総額の 70%に相当します。
 またホテル・リゾート事業などで 1,300 億円の損失を出し、 最近も 2009 年 3 月末に、燃油の繰り延べヘッジで 1,900 億円の巨額の損失を発生させました。こうした損失に至った 経緯を見るなら、経営判断が当然問われます。
 リスク耐性には、空港着陸料などの「公租公課」の削減が 最も重要です。日航は過去 3 年間、毎年 1700 億円を納付 しており、これは、売上高の 1 割を占めています。

現時点で高いリスク耐性を備えている
Q .すでに行われたコスト削減で、収益減のリスクを吸収で きますか。

醍醐 
固定費の削減(財産評定や希望退職など)は、1,396 億円の営業収益に相当します。営業外費用削減を含めれば、1,621 億円のリスクを吸収することになります。 東日本大震災の影響を含めた 11 年度連結収支計画から は、1,461 億円の減収を吸収しても、758 億円の営業利益 を出せるという高いリスク耐性を備えていると言えます。 整理解雇による削減額は年額 14 億 7 千万円で、リスク吸 収は 27 億 7 万円です。1,621 億円との対比では、たった 2%弱にすぎません。これでわかる通り、整理解雇はリスク 耐性に有効な方法とはいえません。

削減目標を206億円も超過達成し「余剰は持たない」というのは不自然
Q 片山氏は、「更生計画の基本コンセプトが余剰人員を持 たないこと」だと言っていますが、いかがでしょうか。

醍醐 更生計画上、人員削減はそれ自体が目的ではあり ません。人員削減はコスト削減施策の手段の一つです。人件費目標を 206 億円も超えて削減しており、それでもなお 人員削減が必要とするのは、奇妙な議論です。 金融機関は、融資金の回収に最大の関心があり、日航の 再上場の要件とされる純資産の規模、収益性の確立が関 心事です。人員数それ自体に関心があるとは考えられませ ん。

純資産も目標超過=上場に問題なし
Q. 企業再生支援機構が出資した 3,500 億円の回収には、 13 年 1 月までに再上場が必要だとされていますが、いかが でしょうか。

醍醐 10 年度純資産は 2,182 億円となっています。上場 の要件となる純資産 10 億円以上を、大きく超過していま す。
 更生計画では、12 年度に純資産 1807 億円が目標です が、2 年も早く、しかも 375億円も超過達成しており、上場に 問題ありません。

資金繰りでは全日空より余裕ある
Q. 日航は 11 年 3 月に「生活調整手当」として総額 100 億円を支払っていますが。

醍醐 整理解雇で 14 億 7 千万円のコスト削減が必要としながら、その一方で生活調整手当として 100 億円を支出するのはつじつまが合いません。
 日航の 3 月末の現金預金は、3,500 億円でした。同じ時点での短期債務は 3,400 億円であり、すぐに決済が必要と なってもすべて現金で支払えます。極めて堅実な状態とい えます。
 一方全日空は、現金預金 370 億円と日航の 9 分の 1、短 期債務は 4,400 億円と日航より 1,000 億円も多いのです。 日航は全日空と比べても、資金繰りに余裕がある状態と言 えます。

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人類の未来について(10)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 9月25日(日)10時17分48秒
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  農業でさえ自然を破壊する可能性

 人類の生産活動には様々な分野がある。古代から続いた農業生産でさへ、大規模に継続的に営まれると回復できない規模の自然破壊を引き起こすことが識られている。我々が若い時代に使用していた教科書にも、「肥沃な三角地帯」と呼ばれた「メソポタミア」の大地が砂漠に変わっていった史実にふれていた。ここでは長い時間を掛けて潅漑を行い、歴史に誇れる豊かな大地が造られたのだったが、三千年近く続いた潅漑によって地表に導かれた水は、地質を変えてしまい不毛の砂漠を生み出してしまった。

 しかし近代の大規模農業ではとてつもない速度で地質を変えてしまった事例が数多く報告されている。良く識られた事例では旧ソ連の中央アジアの大規模な綿花栽培だ。アラル海に注ぐ河の水を曳いて綿花畑を大量に開拓したため、アラル海は事実上消滅し、気象条件さえ変えてしまった。最近ではオーストラリアの大規模農業が、大量に使用された潅漑用水が地下にあった塩の層を地表に浸透させ、不毛の砂漠に変えてしまった。同じような事例は、アメリカの大規模農業でも報告されている。

 このような可能性について、150年も前の19世紀半ばにエンゲルスは「自然弁証法」の中で
「われわれ人間が自然にたいしてかちえた勝利にあまり得意になりすぎないようにしよう。そうした勝利のたびごとに、自然はわれわれに復讐するのである」
とすでに警告している。

その規模と拡大の速度が自然の均衡を破壊

 広大な森林を急速にに切り開いて農業や工業用地とするのも同じような結果を生み出している。ここで重視しなければならないのは、農業や工業そのものではなく、規模の大きさと拡大の速度だ。これが自然のバランスを崩し、その回復力を上回ることによって、自然破壊に繋がるという現実だ。

 最近、地球温暖化の原因として悪者扱いされている「二酸化炭素(炭酸ガス・CO2)」だが、これは決して有毒ガスではない。それどころか地球上の植物がそれによって生存し、酸素を排出し、そして我々動物がその酸素を利用して生息している。いわば全生物にとって貴重な資源なのだ。問題はそのバランスが人類によって破壊されつつあることなのだ。

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人類の未来について(9)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 9月14日(水)09時09分9秒
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  神話の言わんとしたこと

 突然本題を外れて寄り道し、ギリシャ神話を引用したのは、古代の人達も「火」が人類の生存に取って必要不可欠なものであると同時に、その扱い方によっては大きな災いをもたらすものであることを恐れていたことを紹介するためである。人間が火を手に入れたことが大きな罪であるが、その罰は人間に変わってプロメテウスが命をもって償ったという話しだ。同じような神話はアフリカの種族の中にもあると言い、あるいはそれが原典かも知れない。

 また、この版では「パンドラの箱」に閉じ込められていたのは「悪」とされているが、別の版では「希望」だけでなく「知恵」や「知識」など役に立つものも一緒に入っていたとも伝えられているそうだ。これは、役に立つように思えるものも「災いのもと」となる恐れのあることを警告したものかも知れない。

産業革命で激増したエネルギー消費

 道草はこの辺にして本道に戻ろう。人口の増加に比例して「火」の使用量は大きく増加してきたが、19世紀の産業革命を境に爆発的に使用量が増加した。それが更に人口を増加させ更にその使用量の拡大を加速させる要因となった。

 もし地球の大きさが無限であれば、人類にとってこれ以上ない選択肢であったかも知れない。しかし、20世紀にはその増加は更に速度を速めもはや暴走と言えるところまで来た。我々が使用しているエネルギー源、石油、ガス、石炭などいわゆる化石燃料の多くは、地球上の植物や動物言いかれば我々の先祖達が数億年にわたって太陽熱によって育まれ滅びていった、その遺骸によって蓄積さたもので、その遺産とも言える。しかも、20世紀には石油や石炭の獲得を巡って残虐な戦争が繰り返されたことも忘れてはならない。

 数億年の時間を掛けて造られてきたものを、僅か数百年で消費し尽くす人類の営みは正常なものなのだろうか?その時間の比率を計算すると、百万分の一という途方もない短期間で、全生物の貴重な財産を瞬間的に使い切るようなものだと、表現することもできる。これは「よどみに浮かぶうたかた」の比ではない。

 この問題に触れると「原子力に頼れば良いではないか」と反論する一部の人達がいるに違いない。しかし「原子力」は更に有害な最悪の選択であることをここでは触れるに止め、後に改めて詳しく説明したい。

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人類の未来について(8)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 9月 5日(月)20時43分48秒
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  火を盗むもの

・・・ここで一息入れて、ギリシャ神話の世界に ・・・

むかしむかし、ギリシアの神ゼウスは、巨人のプロメテウスをよんでこういいつけました。
「ねんどで人間をつくれ。われわれと同じ姿につくるのだぞ。わしが息をふきこんで、命を与えてやる」
プロメテウスが、いいつけどおりに人間をこしらえますと、ゼウスはそれに命をふきこんで、
「では、人間に生きでいく知恵をさずけてやれ」と、命令しました。
「ただし、火だけはやってはいかん。火を使うことを教えると、われわれの手におえなくなるからな」
こうして人間は生まれましたが、ほかの動物のように身を守る毛皮も強い力もなく、寒さにふるえながらビクビクと生きていました。
親切なプロメテウスは、そんな人間をあわれに思って、家や道具をつくること、穀物(こくもつ)や家畜(かちく)を育てること、言葉や文字を使うことなどを教えました。
しかし、火がなくては、物を焼くことも煮ることもできません。寒さからも、身を守れないのです。
そこでプロメテウスは、ゼウスのいいつけにそむいて、人間に火を与えることを決心しました。
そこで弟のエピメテウスをよぶと、こういいました。
「おれは人間たちをとても愛しているので、いちばん最後のおくり物として、人間に火を与えてやる。しかしそれがゼウスの怒りにふれ、おれはほろぼされるだろう。だが、おまえはおれのかわりに人間を見守ってやってくれ。おまえは考えがたりないところがあるが、けっしてゼウスにだまされるなよ」
プロメテウスはいい残して、太陽から火をぬすみ出しますと、人間に火の使い方を教えたので、おこったゼウスに山につながれ、ワシに食いちらされてしまいました。
まもなくゼウスは、職人の神へパイストスに命じて、この世で一番美しい女神パンドラをつくらせ、エピメテウスのところへ連れていかせました。エピメテウスは、パンドラのあまりの美しさに心をうばわれますと、自分の妻にしてしまったのでした。エピメテウスの家には、プロメテウスが残していった箱が一つありました。黄金の箱の中には、病気、盗み、ねたみ、憎しみ、悪だくみなど、この世のあらゆる悪がはいっていましたが、プロメテウスはそれらが人間の世の中にはびこらないよう、箱の中にとじこめておいたのです。
プロメテウスはエピメテウスに、
「この箱だけは、けっしてあけてはならない」と、いいおいていたのですが、パンドラはこの美しい箱を見るなり、中にはきっとすばらしい宝物がはいっているにちがいないと思いました。
そこで夫に箱をあけるようたのみましたが、エピメテウスは首をたてにふりません。
するとパンドラは、
「あなたが箱を開けてくださらなければ、わたしは死んでしまいます」と、いいはじめたのです。
エピメテウスはしかたなく、兄との約束を破って箱をあけてしまいました。
そのとたん、箱の中からは病気やにくしみ、ぬすみやいかり、うそやうたがいなどのあらゆる悪が、人間の世界に飛びちったのです。
エピメテウスがあわててふたをしめますと、中からよわよわしい声がしました。
「わたしも、外へ出してください・・・」
「おまえは、だれなの?」パンドラがたずねますと、
「わたしは、希望です」中から、声が返ってきました。
考え深いプロメテウスが、そっと箱にしのびこませておいたのです。
こうして人間たちには、どんなひどいめにあっても、希望だけが残されるようになったのです。
おしまい

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人類の未来について(7)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 8月26日(金)09時02分13秒
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  人類はどんな生物か

 地球上に生まれては消えていった何十億種類もの生物の中のただ一つに過ぎない人類だが、何が他の生物と異なるのだろうか?

 この点を追究していくと、その先に一つの特異な生き方が明らかになってくる。これが火の使用だ。全ての生物は、外界にある様々な物質を体内に取り入れ、そこからエネルギーを得て生命を維持し、子孫を増やし繁殖していく。この点は人類も全く同じだが、人類はすでに述べたように、その他に「火」やその他のエネルギー源を自ら作り出して生存する。

 その能力は、けっして人類に先天的に備わったものではなく、これもすでに述べたように幾つもの偶然が重なってできあがったものだ。

 改めて、エネルギー消費の観点から生物を分析して見ると、エネルギー消費をできる限り小さく押さえ効率的に静かに生存するものと、反対にエネルギーをできるだけ多く吸収し活発に活動し生存を計り子孫を増やし繁殖するものとに分けられる。前者が微生物や植物で、後者は動物で特に哺乳動物などがその典型だ。しかしその中でも人類は特異な存在でそれが現在までのところ成功を収めて来たことは確かだ。

 他の哺乳動物は、自らを環境に合わせて変化させることで様々な地域に適応してきた。その結果数えられないくらい多くの種類の動物に分化し、棲み分けててきた。これに対し人類は「火」や様々の道具、住み処を利用して僅かの期間に地表の殆どの地域に広がることができた。

驕れるものは久しからず

 これは、これまでのところ大成功で万々歳と言えるかも知れないが、それが永遠に続く保証はあるのだろうか?「驕れるものは久しからず」という結果にならないのか、検証してみる。

・・・その前に、次回は小難しい話しを一休みして、ギリシャの人達が「火」についてどんなことを考えていたのかちょっと覗いてみよう。お断りしておくがよく知られた「パンドラの箱」の神話で、10数年前にダウンロードしたものなので原典がどなたの作だったか確認できない・・・

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人類の未来について(6)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 8月16日(火)14時57分17秒
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  火の使用を覚えた人類

 人類が世界中に広がることができた客観条件は、これまでに述べてきたように気象条件が人類の繁栄に偶然きわめて好都合となったことだった。しかしそれだけでは現在の繁栄は実現できなかった。 なぜなら、その条件は人類以外のあらゆる動物・生物に共通するものであったのだから。ただ一つの異なる条件は、人類が「火」を使うことを覚えたという、主体的な条件だった。

 しかし、人類が火を使うことを可能としたのも、二つの偶然が重なった幸運によるものであったことを忘れてはならない。その一つは、森林を追われた人類は二足歩行を余儀なくされた。恐らく天敵や餌になる動物をできるだけ遠方から発見するためだったものと考えられるが、同時にそれは前足にあたる手を地面から解放し、自由に使用できるようにした。その結果四足歩行時には不可能であった細かな手作業が可能となった。もう一つの幸運は直立することで、比較的大きな脳を首で支えることが可能となり、他の動物とは比べものにならない優れた頭脳を所有する条件が生まれた。

 こうして得られた器用さと思考力によって、自然界で偶然発生した恐ろしい「火」をある程度巧みに制御する技術を獲得し、人類が広い地域に広がる主体的な条件が整った。

火は食物を加工し、住居を暖めた

 火は、恐らく最初は食物を加工し、多くの種類の動植物を餌とすることによって繁殖の基礎が築かれたのであろう。更に、火で暖を採る手段も覚え、生息地域が拡大していったことである。

 このようにして獲得した生存技術と、地域ごとに毎年同じような気候の繰り返され始めた地球環境によって、徐々に植物や動物などの食料を毎年大量に収穫することができるようになって、人類か急速に異なる自然環境の地域に住み着くことが可能となり、やがて農耕や牧畜といった技術も獲得し、人類は世界中に拡大していったのであろう。

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人類の未来について(5)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 8月 7日(日)17時05分37秒
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  1万数千年前の気象にもどれば

農業は壊滅、世界の人口は激減


 冷静に現在の気候条件が突然激変し、毎年各地の年間平均気温が10℃も変動し始めたら、人類の食料はどれだけ確保できるか想像してみて欲しい。

 どれほどの科学技術を駆使しても、殆どの農作は壊滅状態となるだろう。農作だけではない、畜産業も当然同じ状態となることは火を見るよりも明らかだ。

 時計の針を1万数千年前にさかのぼらせれば、この点は更に歴然とする。当時の人類がどんなに努力しても新しい農地を切り開き食物を生産することは不可能だったはずだ。従って恐らく密林の周りの狭い草原で細々と生きていくほかなかっただろう。それは他の動物たちも同様で、現在のような豊かな生態系維持することはできず、その結果人類の牧畜も当然存在し得なかったろう。あるいは、漁業なども現在のように豊かに食料を供給することは不可能で、これも人類の繁栄に貢献することは困難であったことは疑いない。

「深層海流」によって作られた温順な気候

 人類が世界中に広がる必要条件となった地球上のこのような現象はどのようにして確立されたのだろうか?この点はやはり十年ほど前に解析結果が発表され、NHKその他幾つかの民放の番組でも報道された。

 それによると現在の地球では、グリンランド沿岸などの北海で低温となり比重の大きくなった海水は静かに海底に沈む。そして「深層海流」となってヨーロッパの西を流れ、アフリカ沿岸をかすめて南下し、最南端にある喜望峰の南で向きを変えインド洋の南を流れる巨大な流れとなる。更にアジア大陸の南を通り、太平洋に入って北上し、ベーリング海近辺で浮上する。その流れの速さは1時間に最大1~2メートル、周期は約2千年という途方もない長い時間だとのことだ。

 地球表面のほぼ全ての海底を一定の温度で流れるこの巨大な「深層海流」が、現在の安定した温順な地表の気候を支える「保温材」の役割を果たしていることになる。この「深層海流」が確立されたのが、たまたま人類が世界に広がり始める今から1万3千年前の頃だったのだ。別の言葉を借りれば、人類は偶然にこの奇跡的に生まれた環境によって、世界中に広がることができたと見なければならない。

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人類の未来について(4)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 7月29日(金)17時17分16秒
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  人類繁栄を生み出した気象条件

 現在の人類が生まれたのは10数万年前と見られているが、世界中に急速に広がり始めたのは1万数千年前からのことだ。その頃何があったのだろうか。突然人類自身が変化した訳ではない。それは主として地球環境の方に何かの変化があったに違いない。

 その点に関して10年ほど前にある研究結果が報道された。現在は南極やグリーンランドの氷などを地下深くから採集することで、数十万年前までの気象条件をかなり正確に分析できるようになっている。その結果気象条件が現在のように安定しているのは、この1万3千年ほどのことで、それ以前は極めて荒々しいものであったことが判明したとのことだった。

 現在の年間の平均気温の変化(年較差)はそれぞれの地域でせいぜい1~2℃程度であるが、それ以前は毎年10℃近い変化があったということだ。「 年々歳々花合い似たり 、年々歳々人同じからず」というのは千5百年ほど前の唐時代の中国の詩で、よく引用される永遠の真理のように思われがちだが、1万3千年以前の地球は全く異なる世界だったのだ。

 毎年同じように花が咲いたのは、すでに記した1万3千年以後のことで、それ以前の荒々しい世界の記録は、まだ文字もなく歴史に残っておらず、我々はその事実を識らなかっただけではないだろうか。

 アフリカの片隅から生まれた人類の祖先は、非常に弱い立場で密林から他の動物に追われ、草原でかろうじて餌を見つけ、密かに生きていたのであろう。その中で二足で歩行することを覚え、自由に使えるようになった両手を用いて、餌を拾い、長い時間をかけて自ら食物を栽培することを学び、農耕を始め、居住範囲を拡大することができたのが現在の歴史の起源である。また、二足で直立歩行をすることで首への負荷が減り、比較的大きな脳を支えることが可能となったことも幸いとなった。

 しかし、そのような人類の生活が可能であったのは、毎年同じような気象条件が繰り返されるという好条件の発生によるものであることを忘れてはならない。つまり1万数千年前に偶然発生した地球環境の大きな変化が今ある人類繁栄の必要条件であったと考えられる。

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電力7社の供給電力隠蔽

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 7月26日(火)08時40分24秒
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  毎日新聞でも事実を報道
 幾度かこの掲示板にも掲載したが、夜間の余剰電力で水を高地の貯水池にくみ上げ、電力使用ピーク時に発電する「揚水発電」、当初全てを隠蔽していたが徐々に認めていた。
 しかし、一切の明細を明らかにしないまま、毎朝報道の供給能力の総計の中に少しずつ組み込んでいた。すでに当掲示板にも投稿したが、東電管内だけで1050万KWあるはずだったが、「毎日新聞」の報道によると、350万KW少なく700万KWだけ計算していたことを、遂に東電も認めたとのことだ。
 同じやり方で、7社で535万KWの隠し電力のあることが報じられている。
 これだけでも、原発推進のための仕組まれた情報操作がいかに陰湿であるかが明らかだ。

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人類の未来について(3)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 7月21日(木)14時44分31秒
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  人類は何故地球上でこんなに繁栄できたのか

 我々は無意識のうちに「人類が最も優れた動物いや生物だ」と自負してはいないか?こう問われたときに、自信を持って否定できる人はどれだけいるだろうか。

 それは我々自身が人類であるという身贔屓からだけではなさそうだ。それには幾つかの理由が考えられるが、その点は後で少し詳しく触れるとして、そのような思い込みが色々な分野で我々の誤った判断を生み出しているのではないか?こういった疑問を常々抱いていた。

 そして、あるときこのテーマを「非ユークリッド幾何学」(註1)のように幾つかの公理の一つを「人類が、地球の誕生以来恐らく何十億種類も発生してきた生物の中のたまたま現在大繁栄している一種類の生物に過ぎない」と置き換えて、組み立ててみるとどうなるかと考えてみた。すると、色々なことが見えてきた。

註1:非ユークリッド幾何学・最近の若い人はあまり「幾何学」に馴染みがないので、少し説明しておく。ギリシャ時代「幾何学」が確立したとき、それ以上説明はできないが当然と見られる定義の幾つかを「公理」として確定し「幾何学」を組み立てていった。例えば「二本の平行線は永久に交わらない」といったものだ。この体系を確立した哲学者ユークリッド(エウクレイデス)の名を冠しこれを「ユークリッド幾何学」と呼んだ。 これに対し「平行線は無限遠点で交わる」といった別の「公理」を取り入れると、全く異なる「幾何学」ができあがり、これは「非ユークリッド幾何学」と呼ばれるようになった。

 それでは何故人類は現在のように地球の全表層を覆うほど繁栄し得たのだろうか。それは、必然性があったのだろうか。

 少しこの問題を検討してみたい。様々な小動物、中でも昆虫などは一定時期異常に繁殖することがある。しかし、それらは地球全体から見ればごく限られた面積で、また期間的にも短くせいぜい一夏ぐらいだ。そしてその後激減して多くは元の状態に戻る。

 人間のように地球全体で長期にわたって繁栄(繁殖)を続けた動物いや生物は存在しない。恐竜が全世界を跋扈していた時代が過去には存在したが、それは何千種という彼らの仲間の総計で、人間のように一つの種類ではない。

 それでは人間には何故それが可能となったのか?その原因は何だったのだろう。

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やらせに怒り

 投稿者:雷神メール  投稿日:2011年 7月18日(月)18時17分42秒
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  九州電力のやらせメールはじめ、情報操作のえげつなさに怒っています。他の電力会社も似たようなことをやっているのでしょう。マスコミは、広告料等大きなお得意様ですから、正確な情報を伝えません。彼らも情報操作に関わっているからです。国民は怒っています。原発の安全神話は完全に崩れました。放射能汚染は、永久に子どもや孫に悪影響を与え続けます。地球という掛け替えのない星を守るために、原発、原爆のない世界にいたしましょう。今こそ国民が怒りの声を上げるべき時です。  

安全意識の欠落した大西社長

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 7月15日(金)15時08分8秒
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   15日付けの毎日新聞朝刊に日航大西社長へのインタビュー記事が掲載されている。要点は東日本大震災にいかに大量輸送に成功したかとの自慢話だが、路線の寸断された地上輸送とは異なり、航空輸送としては当たり前のことで多くの言を費やすことは何もない。

 そのことよりも、隅から隅まで目を皿にして繰り返し読み返したが「安全」の一言がどこにも見あたらない。これは偶然だろうか?彼の思考回路の中からは「安全」の単語が欠落しているようだ。稲盛会長が「利益あっての安全」と指導しているが、大西氏も忠実にそれを実行しているようだ。

 整備の職場からは「安全を脅かすトラブルの続発」が報告されている。大勢の経験者が職場を追われ、残された若い人達は相談する相手もなくしばしば途方に暮れており、将来の希望を見失い職場を去る若い人達も増えていることも伝えられている。

 思い出すのは1960年代後半、日経連(現経団連の一部)から「空の安全」には知識も関心も全くない伍堂専務理事が送り込まれ、職場に支配体制が敷かれてまもなく、大きな事故が続発し始め1985年のジャンボ機墜落事故までの20年間に11件の大事故と740名余の人命を失ったあの時期を思い出さない訳にはいかない。

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人類の未来について(2)

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 7月13日(水)15時34分41秒
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  人類は優れた動物なのか

 学生生活を終え、58年、日本航空に入社、羽田空港内に勤務するが、会社による激しい労働組合分裂の攻撃に直面し、こういったテーマを深く考えるゆとりのない日々が続いた。しかし、70年代に入り千代田区丸の内にあった日航本社に転勤となる。その後、様々な他労組の争議支援や日本フィル再建の闘い、幾つかの劇団の支援など全国の多くの人達と交わるようになって、また「人類の未来」など論議する余裕や機会が増えてきた。

 その中で「ゴキブリより人間は利口か」など、一杯機嫌も手伝って軽口をたたくうちに、これが必ずしも荒唐無稽な暴論ではないことに気がついた。この命題が真実か否かを厳密に証明することは大変難解なのだ。

 酔いが覚めてから、まじめに思い巡らすうちに、高校時代にさんざん議論を繰り返した「人類とは?」「その未来は?」などといった「正解のない問題」と結びついているような気がしてきた。我々は「人類が最も優れた動物で、その頂点に立っている」と勝手に思い込んではいないか?それはどんな根拠なのか・・・などなど。

 ゴキブリはほんの一例だが、2億年もの間余り大きく変化せずに、自然に適応しながら平和に生き延びてきた動物や生物は幾つもいる。それに対し、人類が我が物顔に地球の支配者のような顔をして跋扈しているのは果たして利口者のすることだろうか?人類の歴史は20万年程だが、ゴキブリたちの千分の一にも満たない。そして、この後1万年もこのような人類にとって幸せな時代が続くという保証は全くない。

 しかも、人類はその間にも絶え間なく必要もない争いや戦争を繰り返し、自らの寿命を縮めている。ゴキブリたちは無駄な殺戮など一切せずに、他の動物たちとも仲良く、多くは相手を利用しながら平和に生きてきている。こんな賢明な生き方を人類はできるだろうか?

   (本稿は堅苦しい理屈の連続なので、時々道草をして気を紛らわせることにする)

・・・行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。・・・(方丈記・鴨長明)

 これは鴨長明の「方丈記」の中の一節で、人生の儚なさを表現したものだが、そっくりこれを「人類の歴史」に当てはめてみても違和感がない。人類の歴史はすでに述べたように20万年だが、世界中に広がり我が世の春を謳歌し始めて1万年にも満たない。地球の歴史45億年を一年に例えると、僅かに最後の1分程で、正に「よどみに浮かぶうたかた」の儚ない命だ。その人類が、なぜ現在は地球の盟主のように振る舞うことができているのだろうか。その原因を少し冷静に見てみよう。

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電力不足の嘘がいよいよ明るみに

 投稿者:無精庵メール  投稿日:2011年 7月 7日(木)15時35分15秒
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  東電の電力不足の誇大宣伝がテレビ朝日でも暴露された

 このところ、九州電力の玄海原発再開を巡るやらせメールが大きな話題になっている。

 しかし、今朝のテレビ朝日では、本掲示板にも再三投稿したことのある標記の問題が大きく取り上げられた。すでに投稿したようにこれは四月の段階で、「週刊ダイヤモンド」と「週刊ポスト」で暴露され、東電も渋々認めていた問題だが、なぜか新聞、テレビなどの大手のマスコミでは無視し続けてきた。遅すぎたとは言え、真実が明らかにされ始めて来たことは評価したい。

 この問題を少し詳しく説明したい。東電は当初「電力供給能力は、4,650万KWで夏期のさいだい必要電力5,500万KWで大幅に不足している」と宣伝してきた。しかし、両誌の指摘でこれには「950万~1,050万KWの揚水発電」が意図的に除かれていることが発覚し、供給能力が5,200万KWであることは認めてきた。

 「揚水発電」とは、夜間などの余剰電力で水をポンプで高地にある湖水にくみ上げ、使用ピーク時の不足電力に対する発電に当てる、いわば「巨大な蓄電池」のようなものであることもすでに触れてきた。

 問題は「蓄電池」を充電するのにどれだけ時間がかかり、またそれが何時間使用できるかだが、それらのデータは相変わらず隠蔽されたままだ。しかし、年間幾日もない酷暑日の日中2~3時間程度の不足を補うには十分な能力があるはずでそのデータも明らかにされていない。単純に計算すれば1,050万KW使用でき、合計すれば5,700万KWとなるはずで、さらに今朝のテレビ朝日からは、200万KW程度の自然エネルギー発電などの追加も可能であることが読み取れた。

 「揚水発電」は効率が悪く単価が高くつくなどを口実とする意見もあるようだが、すでに開発済みの発電機構で、危険きわまりなくまた事故発生時にはとてつもない損害を発生する「原発」を合理化する口実にはなり得ない。

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人類の未来について(1)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 7月 2日(土)17時28分7秒
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  本稿の掲載にあたって

 この途方もなく大きなテーマについて、ブログや掲示板といった断片的なメディアに掲載することが適切かどうか全く自信がない。しかし、これまで数十年にわたって思考を重ねてきた課題をぼつぼつひとまとめしてみたいとの、個人的な思いから他に適当な手段を持たないのであえて逐次公開することにした。

はじめに

 このようなテーマを考えたり夢中で論議し始めたのは高校生の頃からだ。しかし、当時熱く語り合った二人の友はすでにこの世になく、誰に理解されなくとも文章にしておくことは自分にしかできず、その責任があるような気がする。

 高校生の時代といえば、今から60年ほど前で戦後の教育制度がようやく確立しようとしていた時代で、一面では新制大学制度が発足し高校の予備校化や分別化が進み始めた時期でもあった。私の在学していた都立西校もその例外ではなく、いや最も激しくその洗礼を受け始めていた高校でもあった。

 同校は嘗て府立十中であったが、比較的自由な雰囲気の中学として知られていた。しかし、その校風は急速に失われつつあり、我々も大学受験勉強という一般的な流れに曝され始めていた。一面、大学入試準備が遅れてしまうのではないかという不安もあったが、そのことよりも「人間としてのあるべき姿を見失うのではないか」という危惧の方が大きく、仲間達と日夜そのような議論に花を咲かせていた。

 当時、私は世界平和を夢見て、世界共通語「エスペラント」のクラブ活動に夢中だった。そして、生徒会の副会長なども務めていた。その時、1952年の「血のメーデー」と呼ばれる事件が起こり、宮城前広場を目指したメーデー参加のデモ隊が警官隊と衝突し大勢が死傷するという事件が発生した。私はその集会には参加していなかったが、確か13名の学友がその集会に参加していたというだけで逮捕され、更に学校からも停学を含む重い懲戒処分を下された。

 生徒会副会長であった私は、高校生というだけで集会参加が逮捕や処罰の対象となることの理不尽さを厳しく追及し、学校と激しく対決した。「人類の未来」などを真剣に考えるようになったのは丁度その頃のことだ。一体、人の行動の規範はどのようにして定められるべきなのか、法律とは、正義とはなどなど・・・

 幾人かの親しい学友と繰り返し論議を繰り返すうち、そのテーマは際限もなく拡大しついには「人類とは何か」「その未来は」などと結論の出そうもない課題へと突き進んでいった。

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東電の隠蔽体質

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 6月17日(金)18時29分27秒
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  夏期電力不足の嘘

 「週刊ダイアモンド」4月25日の記事なので、新しいものではないが、是非識っておきたい情報なので簡単に紹介する。

 東電は原発事故の後、夏場の必要最大電力5,500万KWに対し、供給可能電力は4,650万KWだとしていたが、後に揚水発電を計算に入れていないいことが発覚し、しぶしぶ5,200万KW可能であることを認めた。

 しかし、揚水発電の最大は1,050万KWであり、そこに組み入れられたのは400万KWのみだということだ。

 揚水発電は、夜間などの余剰電力を利用して高地の貯水池に水を蓄え、必要時に発電する、いわば巨大な蓄電池だ。通常数時間の発電能力とされているが、正確な値は公表されていない。単純に計算すると、新たに組み入れられた400万KWを差し引いた650万KWの余剰があることになる。

 夏期の電力不足は、わずか数日間で午後の2,3時間とされているので、効率よくこの余剰電力を活用すれば充分に克服できる値だ。さらに最近広く行われている利用者の節電効果も東電の予測には反映されておらず、意図的に原発の必要性を強調するための宣伝が行われていると見なさない訳にはいかない。

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日航経営破綻原因の考察(26)最終回

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 6月12日(日)15時09分41秒
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  まとめ(下)

自民党に渡った数百億の資金

 伊藤会長が去った後、再び日航経営陣の腐敗体質は隠蔽されてしまった。ようやく暴露されたのは、20年も経った昨年になって、91年に自民党の元運輸相・二階派による脅しまがいの土地取引と建設によって被った250億を超える損失で、その大半は二階派に渡ったと見るべきだろう。実質的に、大きな問題となっている西松建設による小沢派に対する献金とは桁違いの巨額だが、残念ながらとっくに時効を過ぎているのでこれ以上追及されることはない。
しかし、これは自民政権によって被った被害のほんの一部で、他は隠蔽されたままであろうことは想像に難くない。

誤った航空行政のによって生じた赤字

自公政権下の誤った航空行政による赤字を列記すると

 根拠のない需要予測を建て、それを基に数多くの地方空港を建設
 その空港建設のための費用を空港使用料や燃料税に上乗せし経費を増大
 その空港を使用させるために、無理な路線計画を航空会社に強制
 国策として、無理な海外路線の採用を強いる
 米国の赤字縮小のために、燃費の悪く高価なジャンボ機を多数購入させる
 その結果数多くのジャンボ機が砂漠で野ざらしにせざるを得ないなど経費を増大

などなど枚挙にいとまがない。勿論これらを無条件で受け入れてきた経営陣にも大きな責任があることもいうまでもない。

信頼できない新経営陣

 これらの、社内の腐敗、政権の介入、誤った行政等の真の責任を明らかにしないまま、犠牲を社員や退職者、下請け企業などに転嫁し日航再生を図ることは元来無謀な方策だが、更に驚くことは民主党政権によって送り込まれた経営者達の言動だ。

 稲盛会長は1月のインタビューで「1年前は企業経営を分かっていない経営幹部が大半で『安全が第一で利益は二の次』という人すらいた」と発言している。これこそが驚くべき思考で、現在の日航で一度大きな事故を発生させれば、利益どころか二次破綻によって企業の存続さえ危うくなる道理を、まったく理解しない素人の発想だ。

 原発事故で東電そのものが存続の危機にあることを見れば明らかであろう。稲盛会長は日航経営者を「八百屋の経営もできない」とかってうそぶいていたが、稲盛には「八百屋の経営はできるかもしれないが、航空会社の経営などできるはずがない」と返しておこう。

 さらに、全権を持って乗り込んできた片山管財人は、自らは年間7000万円近い収入を手にしながら、平然と165人もの乗務員を大量解雇し安全運航を脅かしている。本人は3月に任期を終え、監査役として留まっているとのことだが、何一つ腐敗した上層部の不正など摘発することも出来なかったことを恥じていないのだろうか。

「安全第一の王道」こそが

  二次破綻を避ける唯一の道

 職場からの報告では、安全を脅かすようなミスがこの半年間に続出し、さすがに会社も慌てて職場ごとに担当役員を2人づつ派遣して、小グループの話し合いを持っているとのことだ。しかし、経営者としての信頼性を失わせるような行為を重ねながら、上から目線で精神論を押しつけても安全性は確保できない。何よりも必要なことは「安全を二の次」とするトップの方針を改め、全社員が一つになって「安全を守る」体制を打ち立てることではないだろうか。

 全権を持った稲盛、片山の二人は遠からず日航を去る立場で、将来の日航に責任を負う立場ではない。目先の見せかけの採算性を確保すればメンツが立つ訳で「後は野となれ山となれ」という立ち位置が見え見えだ。少しでも早く日航からは姿を消してもらいその影響を払拭し、「安全第一」の王道に立ち返ることができるかどうかが、これから日航が真に立ち直れるかどうかの分岐点だということを提言し、本稿の結びとしたい。

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日航経営破綻原因の考察(25)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 6月 2日(木)15時34分1秒
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  まとめ(中)

不正を摘発され始め
中曽根に泣きついた同盟・民社党幹部


 事故多発の体質を改めるため、「安全第一」の多くの施策を採用し、異常な労務政策を正常化して社内に民主的で自由な雰囲気を確立し始めた伊藤淳二会長はほぼ完全に事故の根絶に成功した。

 一方、ほとんど機能していなかった正常な業務監査の正常化にも手をつけると、信じられないような不正が次から次と露見しだした。

例を挙げると
  無謀なホテル買収によって莫大な赤字、「エセックスハウスホテル」では200億円の欠損(発注と受注の双方に同一幹部)
  一部の幹部が社員の生活協同組合を牛耳って莫大な収入を得、社宅に本妻をおき別邸に愛人
  ヨーロッパ地区では現地の女性二人を愛人に旅行代理店をそれぞれに経営させ、航空券を大量に横流し

などだが、これらの全てが分裂攻撃によって会社が育成した第二組合・全労の幹部や元幹部で上部組織の同盟や現在は民主党の一部となっている民社党にまで累が及ぶことを恐れた民社党幹部が中曽根首相に泣きついた。

航空行政全体への批判を恐れた中曽根

 恐らく、中曽根は民社党だけではなく自民党や政権の不正や誤った航空行政の実態まで明らかにされかねないと考えたものと見られ、自らが三顧の礼をもって迎え入れた伊藤淳二会長を更迭する非常識な行動に出た。

そのため、安全運航の確立の成果をあげたにも拘わらず伊藤氏は日航を去ることになり、再び伏魔殿のような日航が息を吹き返すことになった。

日航経営破綻の最後の下り坂はここから始まった。

 経営破綻の直接のきっかけは、今回の2200億円ともいわれる燃料の先物買いの失敗による欠損とそれに先立つ80年代の2000億円を超える為替取引の欠損だが、その何倍にも及ぶ巨大な赤字の原因は無謀な自民政権の航空行政とそれを無批判に受け入れてきた経営陣にある。

最終回は 、経営破綻に導いた航空行政と、信頼できない新経営陣

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日航経営破綻原因の考察(24)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 5月27日(金)18時03分45秒
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  まとめ(上)

日経連の介入で始まった企業破壊


 20数回にわたって、日航経営破綻原因を歴史をさかのぼる形で記述してきたが、小論を終えるにあたって時系列的に整理してまとめることにする。

 1961年、「御用組合」のくびきから解放され独立した労働組合として歩み始めた日航労組に対し、組合分裂を目的に「日経連」が伍堂輝雄専務を派遣したのは1963年5月だった。そして、翌64年2月副社長に就任すると本格的な分裂攻撃が始まり、65年には乗員組合の4役を解雇し、乗員、整備、客乗を手始めに日航労組大阪支部と手当たり次第労組分裂を開始した。

 そのため職場の混乱と人心の荒廃から、65年2月、同年8月、69年6月と相次いでコンベア880型機の訓練中の事故が発生し、70年代からの乗客乗員の多くの人命を失う大事故連続の予兆が現れた。

 1970年に入り、会社も異常を放置できなくなり、1972年には立教大学早坂泰次郎教授に依頼して、全従業員を対象に10ヶ月に及ぶ大々的な意識調査をおこなった。その結果「社員の経営者に対する信頼感の欠如」、「保身に走る社員の意識」、「昇進昇格に対する強い不公平感」、「多くの乗務員が危険を実感」などの結果が出され、「まとめ」として「巨大なる中小企業」と総合評価された。

この調査の間にも
  1972年6月にはニューデリーでDCー8が墜落し、地上作業員4名を含む90名の人命を奪う最初の大事故。
さらに直後には
  同年9月にはボンベイ空港でオーバーランし機体を大破し11名の負傷者をだすDC-8型機の事故が発生している。

 しかし、会社は何らの有効な対策を講じないまま時が過ぎ去り、さらに1977年頃には社内でも総合監査室による意識調査で「職員の面従腹背的気質が強い」と強い警告が出されていたが、これも「早坂報告」と同じく社員には公開されないまま、何らの手が打たれず連続事故続発の悪夢の時代へと突入する。

改めて悪夢の時代の事故記録を列記すると

  72年11月 モスクワ空港墜落事故・DC-8-62型 、搭乗者76名中62名死亡。
  77年1月 アンカレッジ空港墜落事故・DC-8(貨物便)、乗員5名全員死亡。
  77年9月 クアラルンプール空港墜落事故 ・DC-8-62型 、搭乗者78名中34名死亡。
  82年2月 羽田空港沖墜落事故 ・DC-8、搭乗者174名中乗客24名が死亡。
  82年9日 上海空港オーバーラン事故 ・DC-8、搭乗者124名のうち18名が重傷、29名が軽傷。
  85年8月12日 ジャンボ機墜落事故 ・B747、搭乗者524名中520名が死亡。世界最大の航空事故。

これらの連続する大事故で735名の尊い人命が奪われた。

次回は、事故根絶に成功した伊藤会長を中曽根は何故更迭

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今思い出すこと

 投稿者:土屋博嗣メール  投稿日:2011年 5月22日(日)20時19分47秒
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  altolind様
地方支部から中央委員会、全国大会に出席する程度でしたが会議後OPE CEN玄関で天井までビラ張りに参加した事を思い出します。又会議後、勢いの良い2-3人から別組織への誘いを受け、軽くお断りした事がありました。裏のある雰囲気の輩には変りが無かったのですね、地方には情報が少なめでした。続きを楽しみにしています。
 

日航経営破綻原因の考察(23)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 5月20日(金)15時07分37秒
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  トロイの木馬(3)

一人去り、二人去り、地上げ屋などに

 過激な行動をとり、挑発を繰り返していたグループだが、いつとも知れずリーダーのNが日航から姿を消すと、メンバーが一人去り、二人去りして消滅した。

 日航を退職した彼らの大半がその後「地上げ屋」としてバブル期には幅をきかせていたのも意外であった。同期のO君などは、そのスポークスマンとなってたびたびテレビにも登場していた。それから又長い時間が経った現在どこで何をしているのか噂も聞かないが、「地上げ屋」のリーダーであったS君が脱税か何かの罪で逮捕されたと報道されていたとの話がその後伝わってきた。

 しかし、最大の謎は突然日航に入社しまた忽然と去ったNなる不可解な人物である。本人との話し合いの中で、彼は東大に在学していたこと、航空局に在職したこと、そして業界紙を経て日航に入社したことなどを語ったが、具体的な話になると言葉を濁して多くを語ろうとしなかった。

外部から送り込まれた組合つぶし屋?

 それがどこまでが真実であるかは定かではないが、仮に真実であったとしてもいかにも曰くありげな経歴である。そして労働組合のもっとも重要な時期に突然執行部に入り、組合に無謀な指導方針を持ち込み大きな打撃を与えると、あたかも「用が済みました」とでもいうように姿をくらますなど、「沈まぬ太陽」には出てこないが推理小説もどきの裏のありそうな存在であった。

 彼らの過激な組合指導が行われているさなか、そのグループの一員が蒲田警察の一人と連絡を取り合っている場面が組合員に目撃されているが、N自身が警察などの下部組織と係わっていたとは考えにくく、恐らくもっと上のレベルの何らかの組織から送り込まれていたのではないだろうか。日経連から伍堂専務が日航に送り込まれたのと同様に、これを裏側から補助する目的で権力側の仕組んだ「トロイの木馬」の役割を担っていたのではないかとの疑いを強く抱いている。

次回は、歴史的に整理してみると・・・

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日航経営破綻原因の考察(22)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 5月13日(金)15時04分4秒
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  トロイの木馬(2)

話し合いを拒否する執行部

 執行部が暴走する異常な事態に、出身支部選出の執行委員を中心に幾人かの執行委員と話し合いを持とうとしたが、なぜかまともな話し合いのできる状況ではなかった。その中で明らかになったのは執行委員の中にNという人物を中核とする多数派グループが出来、委員長を初めとする異なる意見を持った少数派は事実上完全に排除されているという実態であった。

 Nについては、筆者が執行委員であったときに、当時支部の委員長であった同期入社のO君から「とても素晴らしい活動家がいるから」と紹介され、幾度か話し合ったことがあった。その時の印象ではどちらかといえば不誠実な人物に思えたが、O君達は彼に神がかり的な信頼をよせており、NはO君と共に次期執行部に選出された。さらに驚いたことに、彼らのグループのメンバーはいつの間にか、今風の表現を借りればNにマインドコントールされているような状態で、我々との話し合いさえ拒絶するような状況となっていった。

新執行部中傷の宣伝部隊に

 67年の執行委員会には、NまたはO君を執行委員長に立候補させ執行部を牛耳る動きを見せたが、組合員に強い支持を受けている相馬元書記長の立候補が明らかになり、当選の見込みがないと見ると全員が執行部をボイコットし、執行部批判のグループを結成して激しい活動を始めた。

 その後、組合員が社前で必死でチラシを配布する横で、同じ組合員である彼らが組合執行部を中傷するビラを撒くという異様な光景が毎朝続いた。時にはメーデーなどで日航労組のデモの隊列に竹竿をもって突入してくるといった暴力的な挑発さえするようになった。相馬委員長とその後を継いだ若月委員長のもとで執行部はこういった挑発にいっさい乗らず、冷静に徹底した組合民主主義を守り抜いたことで少数とはなったが日航労組は団結を維持することが出来た。

次回は、トロイの木馬(3)

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日航経営破綻原因の考察(21)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 5月 7日(土)08時14分59秒
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  トロイの木馬(1)

 突然暴走し始めた執行部


 我々職場の組合員から見て、理解しがたい乱暴な方針が執行部から出され始めたのは、1966年に入ってからだった。日航労組の執行部は日経連の介入や伍堂専務の赴任を契機に会社側の組合への分裂攻撃が活発化するのを見越して、分裂攻撃と闘った多くの他労組の経験も充分研究しながら、分裂の大義名分を与えないように 細心の注意を払い、民主的な組合運営に全力を挙げてきた。その上、すでに述べたように会社の労務部門はお世辞にも有能とは言えず、我々はそれに対抗する自信があった。

 それでも、筆者が職場に復帰した翌年の1965年には会社は問答無用とばかり強引に他労組を手始めに組合分裂を進めてきた。十二分な備えのあった日航労組の分裂は中々進まず、当初7割近い多数の組合員が執行部のもとに結集し組織を守ってきたが、66年に入り思わない状況へと事態が急変する。

 繰り返し討議を重ねて、慎重に会社の挑発を避けてきたはずの執行部から、まるで組合自身で瓦解を促進しようとでもするような指令が出され始めた。そのもっとも象徴的な現象が当時組合内で「ビラ貼り闘争」と呼ばれた戦術である。

 それは組合の掲示板を会社が一方的に撤去したことに対する抗議行動として始められたもので、当初比較的穏やかな方法で進められた。しかし、日を追ってそれはエスカレートし、あっという間に当時中国大陸で荒れ狂っていた「文化大革命」の紅衛兵の物まねのようなものへと暴走していった。しかも、それに批判的な意見を持つ組合員はまるで「卑怯者」のように扱われ、排除されていった。

 会社側や公安がカメラやビデオで待ち構えるているところへ、大勢の組合員が労働歌を歌いながら突入し、バケツに入れた糊を刷毛で壁に塗り、無数のビラを貼り付けて行くと言った信じがたい光景が連日展開された。

 当然のことながら、手ぐすねを引いていた会社は毎月百名単位の組合員に懲戒処分を出し、逮捕者も出た。これを契機にそれまで圧倒的多数を維持していた日航労組から大量の脱退者が生まれ、たちまちのうちに少数組合となり困難な時期を迎えることになる。前年までの執行部を預かってきた筆者の目には、まるで会社側と執行委員会が手を組んで組合を潰そうとでもしているように映った。

次回は、トロイの木馬(2)

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日航経営破綻原因の考察(20)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 4月29日(金)16時33分40秒
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  ただひたすら労組分裂を目的に

 伍堂輝雄副社長と直接接点があったのは、筆者が64年8月に3年間の執行委員の任務を終え職場に復帰するまでの半年間だった。正直なところ、労使の間の会議で氏の発言は多くはなく、もっぱら裏工作に専念しているようだった。そのため直接接触する機会は少なかったが、将来の日航に大きな影響を与える立場にあることは明らかだったので、種々の情報を集めそれなりに人物を観察した。

 しかし、到底人の上に立つべき見識のある人物には思えなかった。一体日航をどのような方向に導こうとしているのか、先見も理想もありそうには見えず、当然のことから航空事業についての深い知識や、まして「空の安全」など考えているとはまったく見えなかった。そのことは、彼の就任後急速に日航の安全運航が阻害され始め、事故が続発した事実で充分証明されるだろう。

無能な指揮官には無能な部下

 更に悪いことは、彼の一の子分として労務担当の取締役に抜擢された「斎藤進氏」の人となりだ。斉藤氏について幾つも良くない思い出がある。

 まだ米軍占領下にあった沖縄の日航社員が組合を結成し、日本最初の本土労組の支部となった。そして、本土との大きな賃金格差を縮小するため、組合の要求で「沖縄物価手当」を新設することを会社も認め、その額を算定することになった。そのために労使双方から担当者を選び、沖縄の物価の実態調査を行なった。

 会社の代表となったのが斎藤進氏だった。現地調査が終了して執行委員会で報告した組合側責任者のM君は
「実態調査を終えて旅館で寛いでいるとき、組合の部屋に斉藤さんが酒気を帯びて乗り込んで来て『頭ではお前等に負けても、女のことなら絶対に負けない。嘘だと思うならこれから街に出て勝負をしよう』としつこく絡んできた」と話し、まじめ一徹のM君は
 「あんな人が日航の会社側代表だと思うと、情けない」と涙を流していたのが印象的だった。

 労務担当取締役に抜擢された斉藤氏は、我が世の春とばかり傲慢になったが、我々が門前でチラシを配布していると、肩を怒らせて体当たりをするように、挑発的な行為を毎回繰り返した。子供じみた態度に、憤りと言うよりはむしろ滑稽さを覚えたものだった。だいぶ後のことだが急に態度が変わり、自分の方からチラシを受け取りにくるようになった。

 そのことを組合の会合で話すと、一組合員から
「最近はそれどころじゃありませんよ。差別撤回のビラを撒いていたら『なに?、差別撤回なら俺の方がやってもらいたいよ』としょげかえっていました」
 と報告があり、皆思わず吹き出してしまった。組合分裂がある程度進行し、もはや御用済みとなった彼は紙くずのように打ち捨てられ、閑職に追われたのだろう。自業自得とはいえ哀れな存在であった。

無能な指揮官が大きな権限を持つことの不幸

 しかし、組合分裂だけを使命とする伍堂輝雄と彼に取り入ることだけを出世の手段とする斉藤進、出来の悪い二人が実権を握ったことは、日航社員にとってばかりか会社にとっても大きな不幸であった。無能な指揮官が大きな権限を持つことは、組織を破壊する最悪のシナリオであることは歴史の法則だ。

次回は、「トロイの木馬」の陰謀

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日航経営破綻原因の考察(19)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 4月22日(金)14時55分26秒
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  何故起きた日航の経営破綻(19)

手当たり次第、各労組に分裂攻撃


 64年2月伍堂輝雄の副社長就任をきっかけに、日航労組に対する分裂攻撃は急激に拡大し始めた。しかし、充分にそのことを予測して注意深く運動を進めていた日航労組の分裂は中々成果を収めなかった。

 伍堂副社長は表彰懲戒委員長を兼ねるなど日経連の力をバックに、労務問題では松尾社長の権限を越えて実権を握り、「沈まぬ太陽」に記されたように小倉前委員長をカラチに配転を足がかりに、本格的に組合分裂の攻撃を進め始めた。

 このとき、松尾社長は小倉さんに
「自分の力ではどうすることもできない、君の解雇を防ぐためには3年間だけ我慢して欲しい」
と頭を下げたことを、筆者自身も小倉さんから直接報告を受けた。小倉さんから相談を受け、当時の委員長の境さんと筆者は
「すでに執行委員を退任した小倉さんが配転を拒否することは、解雇の口実を与え、その対応を巡って組合内の意見対立を拡大し、労組分裂の手段とされる懸念がある」と判断し、「残念ながら、相手の挑発に乗らないために、ここは配転を受け入れざるを得ないと考えます。後はわれわれが職場を守るので、不本意ですがカラチに移動し見守って下さい」
と励まして送り出したものだった。

 会社は日航労組への分裂攻撃を一時見送り、翌65年に入ると、乗員組合4役の解雇を手始めに、乗員組合、日航労組客乗支部、大阪支部、さらに当時別会社だった日航整備の労働組合と、いわば日航労組の外堀を埋めるかのように手当たり次第矢継ぎ早に労組分裂を実行し始めた。会社経営者がひとたび組合分裂を決断すれば、残念ながらそこに追従する組合員は必ず存在するわけで、それを完全に阻止することはできない。

労組分裂攻撃で事故多発の体質に

 65年の組合分裂の時期に符合するように、日航に事故が多発し始める。それは、職場の混乱と社員相互の信頼関係や団結が破壊された結果であることは明らかだろう。70年から85年にかけての連続大事故の前兆が顕在していることを、次の事実の中に見て取りことができよう。

事故を列記すると

65年2月27日、コンベア880:壱岐空港で訓練中滑走路に墜落炎上、乗員2名重傷
66年8月26日、コンベア880:羽田空港で訓練中墜落炎上、乗員・航空局員5名死亡
69年6月24日、コンベア880:モーゼスレイクで訓練中、墜落炎上、乗員3名死亡

 この3件は、幸いにしてすべて訓練中であったため、犠牲者に一般乗客はなかったが、その後連続する大事故の前触れであった。これが見境のない強引な労組分裂攻撃と関連のあることは明らかで、それを主導した日経連や伍堂輝雄、それに追随した日航経営者たちの責任は免れないであろう。そして、伍堂は69年予定通り会長に就任し、文字通り全権を握る。

次回は、伍堂輝雄や労務担当の人となりなど・・・

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日航経営破綻原因の考察(18)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 4月15日(金)17時42分22秒
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  何故起きた日航の経営破綻(18)

分裂政策は企業破壊に繋がる

  ことが常識化していた時代に


 1950年代には、自立した労働組合を分裂させ、御用組合を作るために日本中で経営者達は露骨な組合分裂政策を実行していた。しかし、その結果が企業破壊に繋がることが徐々に明らかになるにつれ、組合に御用幹部を送り込み全体として丸抱えの御用組合化する方向に転換しつつあった。

 そのような中で、日航では63年頃から組み合い分裂の準備が進められていた。これに対し、技術畑出身で飛行の安全性の重要性を強く認識していた松尾社長は消極的で、むしろ反対に近い立場をとっていた。また、労務担当だった高木氏もかって京都大学時代に滝川事件のリーダーとして活動し、治安維持法で逮捕された経験もあってか積極的ではなかったことが知られている。

 しかし、状況が一変するのは、63年5月、将来の会長含みで日経連の「伍堂輝雄」専務が送り込まれたときからだ。伍堂氏がどのような人物か少し調べたが、あまり芳しい評判はなかった。財界の四天王の一人と言われた永野重雄の弟であったが、日鋼室蘭製鋼所の労働組合分裂を日経連のリーダーとして成功させたことが唯一の勲章であるような、あまりできの良い人物ではないようだった。

 その経歴から見て、彼が組合分裂を目的として派遣されてきたことは明白なので、当時中央執行委員会の組織と法規、政策立案などを受け持っていた筆者は、彼らに分裂攻撃の口実を与えないために最大限の注意を払いながら組合の運営をおこなった。

 財界の労務部門とも呼ばれた「日経連」が何故いきなり、それほど大きな影響力もない日航労組に専務を乗り込ませ、分裂攻撃を掛けてきたのか当初不可解に思ったが、調べる内意外な事実が伝えられてきた。

 それは、劣悪な労働条件下にあった「臨時職員」の身分の「役員付運転手」が、「正職員」に採用され翌年春のベースアップと合わせて大幅に労働条件の改善を勝ち取ったことにあった。新橋や赤坂などで頻繁に行われていた経営者達の宴会の際、彼らは料亭などの外で車と共に待機している。その間他社の運転手と世間話で暇をつぶすのだが、当然大幅な労働条件改善は嬉しさも手伝って自慢話となる。そして、その話は帰りの車中で他社の経営者の耳に入るという仕組みだ。

愛人宅への乗り付けや翌朝までの待機も社用?

 経営者間では「日航の松尾社長は何という馬鹿者だ!」というような非難がわき起こったと聞こえてきた。中には「一部の運転手は、月給が6倍になってしまった」などという信じられない話も飛び交っているという。調べてみると、ある重役は毎晩のように愛人宅まで役員送迎車で送らせ、翌朝まで待機させておきそのまま出社していることが判明した。そしてその拘束時間が時間外と夜間割り増し賃金として加算され、仰天するような高額になっていたのだ。

 団体交渉の席でも「他社との折衝が深夜に及ぶことがあり、役員付運転手の勤務時間が長くなるケースがある」と会社側から発言があり、組合から「そのような例外的なケースでは、タクシーやハイヤーを使えばよいのでは?」と提案し、会社から反論もなかった。まさか、こんな非常識な行為を会社側が行うとは、夢にも考えなかった。

 何はともあれ、こういったデマ攻撃ともいえる口実も利用して経営者間では日航に介入し、労組に分裂攻撃を加える動きが想像を超える速度で高まっていた。

いきなり、日経連から分裂攻撃専門の伍堂専務が・・・

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何故起きた日航の経営破綻(17)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 4月 8日(金)14時55分55秒
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  1961年、日航労組の目指したもの

自立した当たり前の労働組合へ


 61年われわれ日航労組合が目指したのは、ごく平均的な労働条件の獲得と「ご用組合」からの脱皮だった。同一規模の企業の中では最低のレベルにあった賃金水準のアップと、期限切れになっていた「労働協約」を新たに締結することが、その年一年間に取り組む課題だった。

 労組として初めてストライキ体制を確立し、会社と対等の立場で交渉したのが後に我々の間では「61年11月闘争」と呼ばれることになった。組合にとっても経験のない戦いだったが、その点では会社も同じで全く未知の体験で対等だった。

 私自身も入社三年目、技術畑出身で労働運動のイロハさえ知らず、「労働協約」なども初めて見るものだった。組織部長として担当したのは組合組織確立、労働協約、戦術企画だが、すべてがまるで別世界のようで正直言って胃の痛くなるような毎日が続いた。

 11月の年末闘争は、一般的な年末一時金のアップと、最大の課題は「新しい労働協約の締結」だった。特に後者はそれまでの「御用組合」のくびきから解き放たれ「自立した労働組合」に脱皮する転機として、圧倒的な組合員の支持を背景に大きく盛り上がった。

臨時職員全員の正職員化に成功


 組合員の団結をバックにして新しい労働協約の締結に成功したがその中で最大の成果は、それまで大勢いた「長期臨時職員」という名の身分の不安定な人達の正職員化に成功したことだった。

 しかし、この成果が「経団連」「日経連」と言った外部の経営者達に目の敵とされることになった。今振り返ると、一昨年全国で繰り広げられた大企業の「非正規雇用労働者の大量解雇」のような行為を未然に防ぐ変革で、経営者達にとっては何としても双葉の内に摘み取りたい組合運動の流れだったのだろう。露骨な外部からの介入が始まった。

次回は、「日経連」からの組合分裂専門伍堂輝雄専務の派遣

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何故起きた日航の経営破綻(16)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 3月30日(水)15時30分5秒
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  「空の安全第一」が社是だった初期の日本航空

 筆者が「日航」に入社したのは1958年。当時賃金はいわゆる大企業の中では最低の水準で、創立まもない会社は大きな赤字を抱えていたが、職場は明るく希望に満ちていた。

  入社教育で印象的だったのは次期社長が確実とされていた松尾静磨氏(写真)の
「空の安全を守るためには、臆病者と言われる勇気を持て」
と言う訓示だった。同氏は技術畑出身で、口癖のようにこれを繰り返しており、社長就任後はこれが社是となった。

 私事になるが、子供の頃から数知れないゴム動力の模型飛行機を作り、大学ではジェットエンジンの設計を専攻した根っからの飛行機野郎の筆者は痛く感動し、また図らずも「安全運行、経済性、快適性」の3要素を技術面から追求する飛行方式の研究を担当することになり大張り切りだった。

 そして、自ら操縦室にもしばしば搭乗し、運航乗務員の協力も得ながら膨大な飛行データを集め、まだコンピュータのない時代で来る日も来る日も手回し計算機のハンドルを回す日々が半年以上続いた。

 幸いにして最初に取り組んだこの研究が成果をあげ、日航が初めて採用した「社長表彰」を受賞することになり、そのため少し名が知られたせいか入社3年目の若輩にもかかわらず、ひょんなことから突然労組の中央執行委員に選出されてしまった。

 その時の委員長が小説「沈まぬ太陽」の主人公「恩地元」のモデルとなった小倉寛太郎氏だった。

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何故起きた日航の経営破綻(15)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 3月21日(月)14時52分2秒
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  立教大学早坂調査書の「まとめ」

「巨大なる中小企業」と総合評価

 早坂教授は報告書の「まとめ」として「『巨大なる中小企業』の印象を禁じ得ない」と結んでいる。

 その理由として、「経営者との距離感・・職種間のコミュニケションの不徹底、昇進昇格の不公平感・・人間関係についての配慮の欠如・・」などを揚げている。また(社員は)「人間的精神的には満たされていない」とも述べている。一言で言えば「相互の信頼関係もなく、精神的にも満たされていない」という異常な職場の実態が総合的な評価なのだ。

 中でも「運航乗務員と整備部門で昇進昇格に不公平感が強い」と分析されているのは、安全運航上大きな問題であったはずだ。本来ならこの部門にこそ公正な昇進昇格が求められるべきところなのだが、それが欠如し恣意的な査定が行われていたることを示している。これこそが「労働組合を分裂させ、所属組合によって差別する労務政策の矛盾とその結果職場が破壊されており」、連続事故の土壌が作られていたことを示していたといえよう。

 また「発言の自由の欠如」「上司の管理指導能力への否定的評価が目立つ」とも分析しており、これも昇格が不公正に行われている偏った労務人事政策を社員が強く実感していることの現れである。

 こうしてみてくると、「巨大な中小企業」との評価は、中小企業の経営者には失礼な表現だと言えるほど職場の実態は荒んでいたわけだ。

次回以降は職場を荒廃させた歴史的経過など・・・

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原発事故の教訓

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 3月15日(火)15時21分33秒
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  原発爆発事故と航空機事故の共通点

 東日本大震災は人類の歴史上もまれに見る大規模な地震で、被災地の皆さんにお見舞いの気持ちをどのように伝えて良いか分からないのが現実だ。

 その中で、原発の爆発事故が相次いでおり、これには日航の連続事故と相通じる原因があると考えられ、人ごととは思えない。

 原発は航空機と同じく複雑で高度な技術の集大成の見本のような機構から成り立っている。更に安全性の確保のもっとも困難な産業の双璧だ。今回の爆発事故の原因は、報道されるところによると、発電停止後の冷却水の供給機構の故障だという。それが1つの原発だけでなく、4基にも連続したことは、基本設計や運用に欠陥があった以外は考えにくい。

 翻って、「安全第一」の考え方を揶揄するような稲盛日航会長の発言や片山管財人の言動、中でも経験豊かなベテランの運航乗務員や客室乗務員を平然と大量に指名解雇して憚らない行為には背筋に旋律を覚えることを禁じ得ない。

 原発や航空機といった大がかりなシステムを安全に運用することにどれほどの大きな努力が必要かをまったく知らず、コスト面からだけ管理することがいかに危険なことかを改めて考えて欲しい。

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何故起きた日航の経営破綻(14)

 投稿者:掲示板管理者メール  投稿日:2011年 3月12日(土)17時45分59秒
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  経営感覚を失った要因

2)社員相互の信頼関係の不在

 会社も、社内の人間関係が異常であることはかなり早くから気づいていた。そのため、1972年には立教大学早坂泰次郎教授に依頼し、全従業員を対象にした大々的な意識調査を行った。期間は約10ヶ月で、150ページを超える詳細な「報告書」と約10ページの「総合所見と提言」なるものが73年8月に出されたが、経営者にとって都合の悪いものだったため、一般社員には一切公表されなかった。ただ一つの措置はその結果をマル秘扱いにし、何の改善策も実行しないことだった。

 もともと会社の依頼に基づく調査なので、肝心なデータは当初より排除されており到底客観的な調査とは言えないものだったが、それでも会社側の期待するような内容とはならなかった。排除されたデータとは、当時日航社内で最大の問題は組合を分裂させ、二十数回も法廷で会社が敗訴しながら差別政策を続け職場の人間関係をずたずたに切り裂き、信頼関係を瓦解させていたことだが、そのことは意図的にまったく触れずに意識調査を行っていることだ。

 その最大の問題を避けていながらも、本質を完全に覆い隠すことはできず公開できない報告ができあがってしまったのだが、その要点を簡単に列記する。

 また、報告作成中に連続事故のはしりとなる72年のニューデリー、ボンベイ、モスクワで事故を発生させ、150余の人命を失った原因などは、不可解だがまったく反映されていないことを付け加えておく。

1. 経営者に対する不信感


 報告書では「経営者への親近感・信頼感」の改善を求めているが、正に社員は経営者を信頼していないことが如実に示されている。それはその数年後に会社「総合監査室」が行った意識調査でも、伊藤淳二氏への提言の中で触れたように「面従腹背的気質が強い」と結論づけられている。つまり会社の強権的な差別政策を恐れて「表向きは従っているが内心では反発している」社員の傾向を社内の調査でも認めざるを得なかったのだ。

2. 自己実現の場がない

 「仕事に関しては、会社のため、社会のためというより、自分自身のためという傾向が強い」と記している。
これは会社を信頼していないだけではなく、保身に走る経営者や上司を手本としながら、自らも同じ道を進んでいることを表す。別の言い方をすれば、正義感や良心といったものが稀薄になっていることで、会社の差別政策で昇進のためには上司や会社の思惑通りに行動することが強いられ、それが身についたことからくるのだと考えられる。

3. 昇進・昇格に関する不公平感の解消を

 「昇進・昇格に関しては全体として『不公平』であるという意見が多かった」と記しているが、その真の理由についてはまったく触れていない。本来ならば会社の労組分裂政策によって生じたこの問題をこそ深く掘り下げるべきなのだが、さりげなく記述することで逃れている。見方によっては、立場上この問題に触れることが、精一杯の良識の発露だったとも言えるのかも知れない。

4. 多くの乗務員が危険を感じることがある

 乗務員の圧倒的に多くが、安全上「危険を感ずることがある」と回答していると記されている。これは、この調査を行った時期に続発し始めた航空機事故を職場では、既に実感していたことを表す。残念ながら、あえて好意的に見れば単なる意識調査の限界ともいえるが、その対策は示されていない。もしこの点を経営者達が真剣に考えていれば、あの70年から85年にかけての大事故の多くが防げていたはずだ。

報告書の「まとめ」その他は次回に

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